作品名: シルバラード -


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お名前: ウエイン命   
私も40年以上西部劇ファンやってますが、ガン捌きについては、出演者全員よく練習してるナーと感
心しました。
特にコスナー、銃をクルクルっと回してホルスターの後ろから入れたのにはビックリ。「星のない
男」のダグラス以来久々にお目に掛かりました。更に、脱獄したところを見つかり階段の上に出てき
たおじさんに向けて威嚇射撃をやりますね、あそこスゴイですヨ。左右の拳銃の撃鉄を交互に起こし
ながらタイミングをずらして射ってます。出来ませんヨ、あれは。遥か昔ガンマニアで鳴らした私に
は垂涎ものの超高等技術です。「平原児」のクーパーに優るとも劣らない見事なガン捌きでした。彼
は、一連のベースボールものでも分かるように運動神経抜群ですが、器用さも並じゃないですネ。
その他、K・クラインなどコメディしか見たことなかったのに堂に入ったガンマン振りで、馬を取り
返すシーン、銃とハットを取り返すシーン、そしてクライマックスの決闘と、頑張ってるナーと思い
ますよ。その点、S・グレンはちょっと…。荒野で練習しますよね、悪人に襲われて頭に怪我しちゃ
うところです。抜き射ちを手を動かしながらやってました。静止状態からパッと抜くのは難しいので
ああなっちゃたんだと思いますが、本番の決闘で手を動かしたら射たれちゃいますよ。
公開当時「内容欲張りすぎで長い」と評されましたが、「いいんじゃないの、面白ければ」と思った
ものでした。が、長いのは確かで、コスナーなど、最初登場した時にはちょっとおつむの弱い(使っ
ちゃいけない言葉ですヨね、ゴメンナサイ)ガンキチとしか見えないんですけど、最後の銃撃戦まで
に随分成長したのか、しっかり「ケビン・コスナー」の顔になってましたよ。
それにしてもこの監督が「ワイアットアープ」作りますかネー。
[2006年6月19日 7時54分52秒]

お名前: クインキャノン   
この映画、大分前に見たんで細かい筋は忘れちまったけれど、久し振りの本格西部劇だってんで喜んで
見た覚えがあるね。でも、どうもあっしなんかが馴染んでた西部劇とは違うなあって気がしてね。
西部劇らしい場面が出てくると、素直に楽しむ代わりに、ああ、うまく真似したなって思っちまうんだよ。
それまでの西部劇とどこがどう違うってはっきり言えねえんだけど、ガン・プレイなんか、あまりにア
クロバティックで超人的過ぎたんじゃねえかなあ。何だかパラレル・ワールドで作られた西部劇でも見
てるような気分になったぜ。まあ、古い西部劇のイメージに凝り固まってるあっしみてえな人間の偏見
だろうけどね。
ブライアン・デネヒって人は「コクーン」で始めて見たんだけど、体が大きくてごついもんだから、
「ああ、この人は西部劇華やかなりし時代だったら、いろんな西部劇で活躍したろうな」って考えたね。
そしたらこの映画に出てるもんだから、我が意を得たり、って思ったぜ。
[2005年9月7日 14時24分32秒]

お名前: じょなすこ〜ど   
ああ、君よ知るやシルバラード!!
試写会でケビン・コスナーにひとめ惚れ、かぞえきれないほど通った映画です。
 >ノスタル爺さま
私もケビン・コスナーは、ジェイク役がハマってたと思います。『ロビン・フッド』には
ちょっとこの役のふんいきがありましたね。
しかし、すごい愛情&知識量ですね。敬服いたします・・。
『ボディ・ガード』もカスダン脚本でしたが、父子のチェスの場面に『シルバラード』に通じる
ふんいきがあって、ニヤリとさせられました。
シェブ・ウーリーなつかしい! ローハイドの牧童頭でしたっけ?

しかし、いま考えるとこの映画、なんて豪華キャスト!
及ばずながら、ノスタル爺さまにつけ加えさせていただくと・・
☆スコット・グレン・・『レッド・オクトーバー〜』のダラス艦長マンキューソは最高!
『ザ・リバー』『ライトスタッフ』も忘れられず。
『アーバン・カウボーイ』の悪役では、主役のトラボルタを完全に喰ってた。
『羊たちの沈黙』以降、かれらしいすがたがなかなか見られないのが口惜し。
☆ケビン・クライン・・『ソフィーの選択』で上半身裸体で鏡にむかって指揮をしてた姿が
忘れられない。『遠い夜明け』の黒髪に染めたニセ牧師。『ワンダとダイヤ〜』でのモンティ
パイソンふうの強烈な喜劇役者ぶりに驚嘆。クセモノ役者です。
☆ジェフ・ゴールドブラム・・『ジェラシック・パーク』でずーっと寝こんでた学者さん。
『ザ・フライ』では、みごとな肉体美で鉄棒を披露。
☆ブライアン・デネヒー・・『F/X』1、2と刑事役で出てました。(この人に、この映画では
ちょっともったいない)舞台ではチェーホフ劇やってたと聞きました。
☆ローレンス・カスダン・・『シルバラード』で食堂(酒場?)の女性役でちょっと出てた
奥さんと別れていらい、爽快な娯楽映画つくる気力なくしたらしい。『白いドレスの女』
『再会の時』は素敵な映画だったのに。

ああ、止まらなくなりました。このへんにしときます。長々とごめんなさい・・。
[2004年9月17日 7時38分43秒]

お名前: emett   
公開当初から熱狂し、リピートで見た最初の作品です。80年代以降の西部劇で最も好きな作品です。この映画をネタにサイトを作りたいほどです。LD,サウンドトラック共に持っていますが、DVD単体でまだ出ていないのが、なんでやねん、です。DVD化したらディレクターズ・カットとか、完全版とか、カットシーン集やメイキング、見たいです。
[2004年8月1日 0時12分32秒]

お名前: 終戦っ子   
悪い保安官には「片目のジャック」のカール・マルデンがありました。
[2002年3月21日 20時34分27秒]

お名前: 終戦っ子   
こんばんは。保安官がワルイ奴という西部劇は、これがはじめてではないでしょうか。ブライア
ン・デネヒーさんも演技に力が入ろうというものです。
ローレンス・カスダンという監督さんはなかなかアイデアマンではないかと思います。
クリント・イーストウッドの「許されざる者」も保安官が悪役ですが、この設定はシルバラードの
後追いと思います。保安官が家を新築していたので違う味がざせましたが。
[2002年3月21日 20時19分53秒]

お名前: フランチェスコ   
 時は1986年の初春、私は大学4年生、まもなく社会に出る直前に公開された西部劇。
冒頭のガンファイトに続く、勇壮な主題曲に胸が高鳴りました。先住アメリカ人を除
いた、西部劇のエッセンスのほとんどを盛り込んだ作品の登場に、ようやく自分の時
代の西部劇を持てたという喜びを感じていました。私は往年の作品ももちろん大好き
ですが、どうしてもそれらは、懐かしく語られる先輩方の若き日の宝物というイメー
ジを拭い去ることができないでいました。いつか自分の青春時代に重ねうる西部劇の
現れんことを常々願っていましたが、社会に出る直前にようやくその願いがかないま
した。紛うかたなき、我が時代の西部劇の誕生に、読売ホールでの試写会で最初に手
を叩いたのは私でした(2番目だったかな)。
 
[2001年8月23日 18時37分0秒]

お名前: ワード・ボンド   
ノスタル爺さん、お久し振りです!
ローレンス・カスダン作品のうちで「ワイアット・アープ」は「ブー!」ですが
こちらは「ピンポン!」ですね。上質のモノマネショーを見ているような・・・。
これは決して悪い意味ではなく、エンタテイメントとして、スピルバーグの「イ
ンディ・ジョーンズ」なども同じ発想だと思いますが、ノスタル爺さんがおっし
ゃるように、古き良きハリウッド映画へのオマージュだと思います。
観ながら、思わず「ニヤリ」とするシーンが随所にちりばめられていました。
たまには、裃脱ぎ捨てて、「ヒューヒュー!」冷やかしながら観られる、こんな
肩の凝らない映画を観たいですね!
[2001年4月13日 10時41分50秒]

お名前: ノスタル爺    URL
 特定の作品のオマージュでなくて、西部劇そのものに対するオマージュ。
 4人のガンマンが、土地を独占しようとする大牧場主と町を支配する悪徳保安官一味を
やっつけるという単純明快な物語。
 単純なストーリーの中に西部劇のエッセンスが全て盛り込まれています。
 酒場での乱闘、牢破りと追跡、馬を暴走させて逃走、牛の暴走、リンチ、メインストリートで
1対1の決闘等々。
 特徴ある4人のガンマンという構成は、ハワード・ホークスのテキサス三部作(リオ・ブラボー、
エル・ドラド、リオ・ロボ)を思い起こさせてくれます。
 冒頭でスコット・グレンが敵を片づけ、小屋の戸をあけると平原が見えるショットは、
ジョン・フォードが『捜索者』で見せた室内から室外を映すショットに類似しています。
 4人のガンマンが馬で行くシーンは『荒野の七人』ですね。
 それに出演者の顔ぶれが凄い。
 スコット・グレン……伝統的な西部劇ヒーローの顔である馬面。ゲーリー・クーパーに似た
             感じで好きだなあ。
 ケビン・クライン……最も個性派。「気に入りの帽子、一匹の犬、気はいいが醜女」という、
             一見どうでもいいようなものに“こだわり”を持つ男。男はこうでなくちゃあ。
 ケビン・コスナー……コスナーも、こんな純真な時があったんだ。アープのような悟りきった
              男より、二挺拳銃で遊んでるのが似合ってました。
 ダニー・グローバー……黒人ライフルマン。後年見せる『リーサル・ウェポン』の頼りになる
                オジサンが、この時点で垣間見えます。
 ブライアン・デネヒー……堂々たる悪党。勧善懲悪ものは悪党に魅力がないとつまらない。
                この映画にコクが出たのは、デネヒーの魅力。
ジェフ・ゴールドブラム……爬虫類型悪党ね。武器がナイフにデリンジャーというのがうれしい。
                いかにも卑怯者って感じでしょう。
ロザンナ・アークエット……何かへんな女優。美人のようで、どこか崩れている。
                眉毛と大きな目がアンバランスなのかなあ。妙に印象に残っている。
 そうそう、懐かしい顔で『ローハイド』に出演していたシェブ・ウーリーが出演していましたよ。
 それと、全洋画オンラインのデーターには、ケティ・フラドが出演となっていたけど、
出てなかったぞお!
[2001年4月13日 0時12分0秒]

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