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お名前: 鳴海昌平
クラウス・キンスキーがよかったですね。ラストがマカロニのラスト
って感じで、うーん、やっぱマカロニいいですね。
タランテイーノ監督がファンで、数年前、劇場でみれたのは
うれしかった。モリコーネ、映画音楽で一番好きな人の音もよいし。
[2002年5月30日 0時28分52秒]
お名前: GOGH
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2月12・13日の2日間だけですが、テアトル新宿で上映されるそうです。
日時:2月12日(土)13日(日)レイトショー(21:20〜23:10)
場所:テアトル新宿
料金:1500円
内容:特選・恐怖映画〜高橋洋編〜
「殺しが静かにやって来る」
[2000年2月11日 1時42分10秒]
お名前: 蔵臼金助
私の場合、鬱の時は暗い映画を観る方が癒されます。
沈んでる時にお気楽なハッピーエンドの映画を観ると、かえって落ち込んだりします。
『殺しが静かにやって来る』がLD化された時は小躍りしました。昔、新橋の名画座で
上映されると知った時、駆けつけた人達が此処にも居らっしゃるのではないですか?
残念ながらその時は他の映画にすげ替えられてしまい、途方に暮れて帰ったもの
です。
自分でもよく判っていないのですが、この映画は理屈抜きで好きなんです。
殆ど憑かれた様にして観ている時がたまにあります。
モリコーネの音楽は素晴らしいし、トランティニアンの憂いを帯びた表情も魅力があり
ます。西部劇には珍しい、自動拳銃のモーゼルC96も出てきます。
そして、一面の銀世界。吹雪の中を駆ける駅馬車、薄暗い室内シーン、憎々しげな
クラウス・キンスキー、美しいヒロイン、意外に少ないGUNアクション、殺し屋の黒い
衣装、マフラー、賞金稼ぎを標的にする主人公の異様な設定…。
魅力を挙げればキリがありませんが、毎回ラストには納得が行きません。
それなのに、繰り返し観てはこの映画に耽溺していきます。
こういった映画が過去に作られた事自体、奇跡の様に思えてならないのです。
[2000年1月7日 17時44分1秒]
お名前: PINGUINO
つい先日までこの掲示板の存在を見落としていたPINGUINOと申します。
GOGHさん、ごめんなさい。ホンマ知らんかったんですわ。
てな訳で、初めて腰太ウエブに書かせていただくんですが、いきなり
ホメまくります。この作品は凄い! だいたい西部劇なのに雪の中。さらに
主人公が積雪の真ん中をゴロゴロ転がってくるんですよ。そこにモリコーネの
あの音楽。こんな異常な作品がありましょうか。
冒頭から観客を裏切り続け、トドメがあのラストです。キンスキー一世一代の
はまり役とも言えるロコの凶悪さ、フランス映画の人気者トランティニャンを冷酷に、
それこそ冷酷にブチ殺すコルブッチの計算。私はコルブッチは製作当初から計算のできない
監督だと思ってますが、本作は別です。最初から計算されてます。
コルブッチを愛してやまない私は、本作と「続荒野」「大連合」を安易に比較することを
好みませんが、殺しまくるのが本領のコルブッチ作品において、本作は登場人物だけでなく
観客さえも皆殺しにしているのです。これが当初からの彼の唯一の計算だったのでしょう。
こんな映画はないですよ。「イージーライダー」観賞後の感覚において私は主人公に対する
共感や痛みを感じませんが、本作は本当に痛かった。最初に見た時は、ひでー映画だと愕然と
しましたが、何度も見るうちに、愛するコルブッチの代表作であることに間違いないと断言できる
ようになりました。
映画製作者に殺されることを快とするか、不快となすかは個人の感性ですから、それぞれに違う
でしょうが、私はこの作品においては快と取ります。
[1999年12月2日 20時31分59秒]
お名前: ダルトン兄弟(兄)
LD予告編(チャプター40)の53分9秒から21秒にかけてヒゲ面の悪人が登場するシーンと
54分55秒から57秒にかけてその悪人が撃ち殺されるシーンがありますが、それが噂のカット
シーンではないでしょうか???
[1999年9月28日 21時0分41秒]
お名前: moro_dosanko
時間が経つほど、あの映画はキンスキー主演でトランティニヤン脇役の映画に思えてくるほど、
主人公のやられ方に必然性がない感じのする映画です。結末が2つある映画は、有名なマックイーンの
「ゲッタウェイ」でもそうですがあの時代マカロニに限らず流行っていたみたいですが、評判は
よろしくないようで。マルチ・メディア時代にインタラプティブル映画と言って、見る側がストーリー
を選ぶスタイルが流行ると考えた人がいますが、だれがそんな映画を見るかって感じです。
自分で結末を誘導するような映画、誰が見たいのでしょう。結末がわからない状態で見ていって
ラストで作り手の意志を受け取るのが映画の醍醐味でないですか。
「殺しが静かに・・」のアン・ハッピーエンドバージョンはそういう意味で凄い映画ですが。
ただ、今ではコルブッチが意表を突きまくった、単なる天の邪鬼映画という解釈も出来て...
まあ、「続・荒野の用心棒」の方が評価が高いかな。 というのが私の感想。
おまけ:フランスから出ていたモリコーネの特集CDでは。この映画の曲に音飛びがあるのではないか
と思っていたら、なにかの資料でちゃんと音飛びがあると書いてありました。日本盤のサントラは大丈夫でした。
[1999年9月8日 20時34分12秒]
お名前: Garringo
Arizonaあにい、スッポンの次郎吉兄貴、ご無沙汰しております。
なんだか、GOGHさんのコーナー充実してきましたね。
PCの前に座っている時間がついつい長くなってしまって、仕事がちっとも進みませんがな。
ついつい私もキーを打ってしまいました。
この映画は確かに娯楽性には欠けておるんでしょうなあ。
中学の3年生の時に初めてTVで見て、こんなマカロニありかよー!って叫びたいような気分に
なったことを覚えております。
凍てつく雪とサイレンスの悲哀を奏でるモリコーネの音楽には感動しましたが
あまりにも意表をつき過ぎたラストにしばらく好きになれませんでした。
ハッピーエンドバージョンは中近東で公開されたものと記憶しております。
しかし、この映画が今日までその映画の嗜好性はともかく、語り継がれ何かと論議の的になるというのは
やはりこの映画が持つ怪しい魅力ゆえんではないでしょうか。
脚本の嗜好性はともかく、音楽はもとより衣装デザイン、カメラワーク、キャストの面々 どれをとっても
素晴らしい作品と私は評価しております。
意表をつく娯楽性をモチーフに、作品を世に送り続けたコルブッチ監督が感極まって、あるいは病的なその
人間性をさらけだしてしまった産物と私は受け止めております。
衣装デザインと音楽と銃器がきわだった大好きな作品の1本です。
[1999年9月8日 1時41分17秒]
お名前: Arizona
すっぽんの次郎吉兄貴のお声を聞きつけて登場したArizonaです。
残念ながら、私もこの映画のハッピーエンド・バージョンは観たことがありません。
(同じコルブッチ監督の「ミネソタ無頼」のHEは観たんですが…。)
この手のバージョン違いに詳しく、海外のマニアにも友人が多い某マカロニサイトの
WMに聞いた話しでも、HEは観たことがないそうです。
ただ、WMが海外のマニアから仕入れた話しによると、LDに入っている予告編に
HEバージョンの場面が一瞬入っているとのことです。なんでも、ラストの酒場で
村人を皆殺しにする悪党が撃たれている場面だそうですが、私が数回観ても
よくわかりませんでした。
この映画は私も好きなマカロニの1本ですが、気が滅入ったときでスカッとしたい
ときに観る映画ではないですね。見終わった後は、たいてい胃が痛くなります。
でも、映像・音楽・出演者、どれをとっても素晴らしいので、ついついまた観て
しまいます。
[1999年9月7日 21時13分3秒]
お名前: すっぽんの次郎吉
5連発のダンナ、お久しぶりです。すっぽんの次郎吉ですよ。
『殺しが静かにやって来る』のハッピー・バージョンはですね……
サイレンスが、アッシが得意とする死んだ真似をしましてね、ロコが油断したところを、
隠し持った水筒爆弾でふっ飛ばすんですよ。
ハ、ハ、ハ、ハ、……、冗談、冗談。
本当は、フランク・ウォルフの保安官が生きていて、キンスキーをやっつけるという
フランス・バージョン?があるみたいですが、これを見てる可能性があるのは、
Arizonaさんくらいかな。だけど、こんなご都合主義のラストじゃ、作品の価値は半減
しますね。『続・荒野の用心棒』みたいな工夫がないとね。
アッシの知り合いにアンチマカロニというのがいるんだが、彼の受け売りをすると、
コルブッチは“悪が勝って、主人公が犬死する”という発想で究極のマカロニウエスタン
を作ったとのこと。暗く陰惨な物語には、雪深いノースヒルの町を舞台(モリコーネ
の音楽を含めた)とした演出は最高なんだが、娯楽映画としては気に入らないらしい。
実話ならともかく、この映画で主人公を殺す必然性を感じないと言うんだな。
映画ファンの、対象とする映画への“好き、嫌い”という感情は、何かと比較して
ではなく、その映画そのものに対する感情なんだ。
この映画を、最初から好きだという人もあれば、最初は嫌いだったが、何回か見てる
うちに好きになる人もいる。アンチマカロニみたいに今でも嫌いなやつもいる。
人それぞれだが、最も意見の分かれる映画ですよ、これは。
[1999年9月6日 22時42分40秒]
お名前: 5連発の男
私は実はマカロニ・ウェスタンではこの映画が一番好きなんです。
とにかくラストが素晴らしい!あの淡々としたラスト!そしてバッ
クにはモリコーネの名曲が流れる!あのラスト、ビデオを巻き戻し
て何度見たことでしょう!クラウス・キンスキーの悪役ぶりも徹底
していて、文句なかったですね。
この映画、あらゆる設定を従来のウェスタンと逆にしているんです
がそれが全く嫌みになっていないのも凄かったと思います。
聞くところによると、この映画にはハッピー・バージョンもあった
とか。誰か見たことのある人いますか?
[1999年9月4日 23時44分56秒]
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