作品名: OK牧場の決斗 -


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お名前: GOGH(管理人)   
※トピック(記事)が掲示板荒しにより修正不能となりましたので
転載させていただきました。当記事へ書き込み等ができず申し訳
ありませんでした。m(_ _)m  WIDE WEST WEB.com GOGH
[2008年6月2日 16時41分29秒]

お名前: ウエイン命   
2003年の「老レンジャー」さんの慨嘆、よ〜く分かります。私の友人の話ですが、数年前にこの映画
を文化会館で上映したことがあって、高校生の息子を「西部劇の歴史的名作を見せてやる」と連れ出
したところ「なんだい、こりゃー」と云われてしまったそうです。私も「ジェロニモ」の欄で「上州
の隠居」さんに云われたように時代の流れで仕方がないンでしょうかね。「トゥーム・ストーン」が
名作・傑作と云われる時代ですよ。
ところで、喰った、喰われたの話になると必ず引き合いに出されるのが「ヴェラクルス」とこの映画
ですが、両方ともランカスター絡み、しかもあちら加害者、こちら被害者ですから、これほど分かり
やすい例はないですよね。確かに、何回見てもランカスターは歴代アープ(「ウィンチェスター銃
73」や「シャイアン」などは除きますよ、勿論)の中で一番似合ってない、と云うかどこか木偶の坊
に見えるし「らしくない」、それが取りも直さず「喰われた」と云うことですよね。バントラインは
引き出しの中に持ってるだけじゃなくて使って欲しかったです。ただ我々が抱くアープのイメージの
1つ「冷静沈着」は合格だと思いますけど…。アープはフォンダを別格とすればJ・ガーナーですか
ネ。K・ラッセルは喜怒哀楽が激しすぎて「あんな騒々しいアープがいるか」って感じでした。
歴代のホリデイではダグラスが最高と云うのが西部劇ファンの常識ですし私もそう思っていますが、
V・キルマーのホリデイもかなり気に入っています。「ノスタル爺」さんもおっしゃってる通りホリ
デイ自体がもともと所謂「儲け役」、血を吐きながらアープへの友情に殉ずると云う日本人好みの最
たるもので、労咳を冒して笹川一家に助太刀する平手造酒にそっくりじゃないですか。大根の見本み
たいなV・マチュアでさえ結構好演でしたよね。そう云うことを差し引いても、色白の腫れぼったい
顔にいつも微熱があるような赤味さえ浮かべて、「スターウォーズ」風に云うなら「ダークサイド」
のガンマン「ホリデイ」を演じたキルマーに、ヒステリックでプッツンしちゃうタイプのダグラスと
は一味違う悪魔的なオーラさえ感じた、と云うとちょっとオーバーですかね。

[2007年5月6日 9時23分34秒]
[2008年6月2日 16時37分44秒]

お名前: manpond   
OK牧場のOKはオーケーなのでしょうか。OKの語源が1830〜1840年頃とすると、
40年間で一般化したということでしょうか。

[2005年4月7日 16時3分50秒]
[2008年6月2日 16時37分9秒]

お名前: 老レンジャー   
あのワイアット・アープの伝説を初めて正面から取上げた、1950年代の典型的
なガンファイト西部劇巨編。

 しかし、私にはこの映画の西部劇中の位置付けは不当に低いように思われる。
公開当時は「荒野の決闘」と比較され「OK牧場」を高く評価する事は憚れる雰
囲気があった。又、このBBSでの書込みの少なさの寂しいことよ。今でもこの
傾向が続いているのだろうか。

 当時娯楽の王者は映画、しかもアメリカ映画、アメリカ映画は西部劇、西部劇
の超大作の四段論法から云えばこの映画は当時の娯楽の最高峰だった。

 バート・ランカスターとカーク・ダグラスの共演は、今の映画事情に疎いがシュ
ワルツネッガーとブルース・ウィリスあるいはトム・クルーズとキアヌ・リーブ
スの共演のようと云えば凄い顔合わせになるだろうか。

 フランキー・レーンの唄声にのって、リーバン・クリーフ等3人が黄金色の草
原をパカパカと馬でやって来るタイトルシーンがこれほど決まっている西部劇は
ない。血沸き肉踊る西部劇の世界へ一遍に入り込ませる。(真昼の決闘とシェー
ンのええとこ採り見たいですが)

 素手で拳銃を取上げる、暴れるカウボーイ連中を丸腰からドクの支援を得て制
圧する、バントラインスペシャル、皆んな前年、私の西部劇バイブル「トルー・ス
トーリー、撃たぬ拳銃王、ワイアット・アープ物語」で知ったばかりの伝説の連続
でした。

 OKコラルの決斗までの経緯を縦糸にアープとドクの友情を織り込んで伝説の
エピソードの積重ねが淡々と叙述的に描かれていく。ジョン・スタージェスの演
出は対象に余り迫っていかない全身が映るフルショットが殆どで、アップは精々
バストショット迄しか使われていない。よく「OK牧場」の動、「墓石と決斗」
の静と比較して語られるがスタージェスの描き方は一緒である。違うのはデミト
リ・ティオムキンの音楽とF・レーンの唄によるつなぎと俳優のイメージである。
「墓石と決斗」にF・レーンの唄を被せれば「OK牧場」と同じイメージになる
と云うのがかねがねからの私の持論です。

 決斗の朝、4人並んでOKコラル迄歩む姿や対峙した7人のシルエットは決斗
場面への導入としてこれほど決まっている西部劇はない。

 さて決斗場面ですが、早くて正確な名人の決斗は一瞬で終わり絵にしにくい。
「シェーン」「ヴェラクルス」を越えられない。と云って従来の右と左で物陰か
ら射ち合うのでは迫力も鮮やかさも出ない。そこでフットワークを利かして走り
回る事となったようだが、映画を見ている分には迫力十分で面白かったが矢張り
鮮やかさに欠けたと云わざるが得ない。

 後年、この決斗はスタージェス自身を始め、真っ向からの射ち合いで描かれて
いる。これはK1のノーガードの打ち合いと一緒でスリリングこの上なしですが、
空中の金貨や空き缶を撃つ伝説の名人、上手が弾を外しているようでフィクショ
ン上の辻褄があわない。

 とは云え、西部劇が製作されない現在、こんなにストレートに伝説を映像化す
るような西部劇は2度と現れないのではないでしょうか。(何たってオッケー牧場)

 追伸:バート・ランカスターは爪で擦ってマッチを点けていた。これぞ西部劇。

[2003年6月18日 9時39分5秒
[2008年6月2日 16時36分35秒]

お名前: BOSS   
中学の頃だったと思います。この映画を観て、帰りの電車賃が無くなるのを覚悟で
レコードを買ってしまい2時間も歩いて帰りました(苦笑)

[2001年7月5日 2時46分32秒]
[2008年6月2日 16時35分25秒]

お名前: marineflat   
フランキー・レインといったら、『ローハイド』と、やはりこの『OK牧場の決斗』でしょう。
OK牧場の決斗に行き着くまで、なんかもたもたした感じがしましたね。ランカスターのアープ
はスーパースターのような感じで全然負けるような気がしない。でも、肺病が悪化して寝ている
ドクに「助けてくれ」と頼むシーンに弱さが表されていてよかったのかも。
デニス・ホッパー演じるクラントンの末弟。父や兄達がしていることは悪いことと知りながらも
決闘に参加しなければならない。哀れでしたね。
様々な西部劇に登場するリンゴー・キッド。ジョニー・リンゴーがモデルになっているそうですが、
ドクが怖くて決斗の前に逃げ出したそうです。
大衆小説のたとえは面白いと思いますが、直木賞をとってもいいような、上等な大衆小説だと思います。

[2001年4月7日 23時6分17秒]
[2008年6月2日 16時34分45秒]

お名前: piyo2   
2週間前に”OK Corral in Tombstone"へ行ってきました。
Oct,26,1881に実際Gun Fightingの行われ場所は、とても狭い所でした。
そして、驚くほどの近距離で 打ち合っていたのが驚きでした。
死んだCowboys"Tom Mclowery,Frank Mclowery,Billy Clanton"たちの
死に顔は とても年齢より老けた顔つきで写真が今でも展示してあります。
棺が運ばれた 当時の霊柩車は黒い馬車の豪華版といった感じに見えました.
その後、お墓に行き 3人のCowboysの墓石は今もwesternの風景漂う山や平地に囲まれ
その当時 吊るし首やGun Fightingで亡くなられた方などの100年以上前の"Boothill"の
墓地に眠っていました。
土地の人は、とても気のいい人たちが多くDowntownにあるDoc Hollidayを愛していたKaiteの
開いたSaloonと言われる酒場は、私の行った時もなお開店していました。
もちろん 映画も家に帰って見ました。
当時の人たちは、たくましい。

[2001年2月28日 12時54分0秒]
[2008年6月2日 16時34分5秒]

お名前: ワード・ボンド   
この映画の最大の魅力はフランキー・レインの唄うテーマ曲だと
思います。要所要所でこの曲がバックに流れ、公開当時は浪曲西
部劇と評されましたが、まさにそのとおりです。また、主役の二
人(バート・ランカスターとカーク・ダグラス)は、それまでの
西部劇スターが土の香りが漂っていたのに対し、ガソリンくさい
とも言われていたのを思い出します。この映画でジョニー・リン
ゴーを演じたジョン・アイアランドは、この作品の11年前に作
られたジョン・フォードの「荒野の決闘」ではビリー・クラント
ンを演じています。ちなみにこの映画では若き日のデニス・ホッ
パーが演じています。どうしてもジョン・フォードの「荒野の決
闘」と比べてしまいますが、同じ題材ではありますが、この作品
は異なるコンセプトで作られたジョン・スタージェスの快作だと
思います。

[2000年3月28日 16時48分29秒]
[2008年6月2日 16時33分35秒]

お名前: もーぐ   
初めて観ました。
史実無視して突っ走るバリバリのエンターテイメントだった。
面白かったデス。
でも、あんな女、ケイトぢゃない(がっかり)。
ワイアット、いい人過ぎだ(別にいいけど・・・)。
もっとモーガンを出せ!(不満だ・・・)

ああ、でもドクターは最高だったわ♪ カッコよすぎ。
ちょっとPSYCHOっぽかったっけどね・・・
できれば喀血してほしかったナ。かはっとさ・・・

あと、あのワイアットに捧ぐ「OK牧場の歌」はすごいっす。

[2000年3月24日 7時13分4秒]
[2008年6月2日 16時33分5秒]

お名前: グリーンベイ   
映画マニア グリーンベイです。

「OK牧場の決闘」のご意見に美人女優ロンダ・フレミングが出てこないのは不満です。
西部劇には美人スターが付き物です。楽しませて貰いました。「ボラボー砦の脱出」の
エリノア・パーカー、「烙印」のモナ・フリーマン、「アパッチ族の最後」のアーレン
・ダール、「地獄への逆襲」のジーン・テアニー、それにアレクシス・スミス、ゲイル
・ラッセル、ドナ・リード、モオーリン・オハラ等々・・・・・「白昼の決闘」では、
ゼニファー・ジョーンズがいましたね・・・・・飼い犬にモナという名前を付けました。
バカですね私も。   以上。

[2000年1月15日 17時50分53秒]
[2008年6月2日 16時32分33秒]

お名前: GOGH   
私も先日「OK牧場の決斗」を飛ばし見ですが鑑賞?しました。実はデニス・ホッパーが
どんな風に出てたのか確かめたくて。クラントン一家の末弟の役なんですが若いですね。
あたりまえですが。

ワイアット・アープ(B・ランカスター)も何とか彼を争いに巻き込みたくないと努力す
るのですが、結局、最後はホリディ(K・ダグラス)に撃たれて死んでしまいます。この
当たりは、唯一アープの人情話(浪花節)らしい件だったんじゃないでしょうか。

[1999年10月18日 2時4分5秒]
[2008年6月2日 16時31分15秒]

お名前: ノスタル爺   
J・フォードの『荒野の決闘』が文芸作品とすると、『OK牧場の決斗』は大衆小説で
すね。最初から見せ場が連続しており、時間がたつのを忘れます。
 『荒野の決闘』のような映像の美しさはありませんが、『OK牧場の決斗』には、わく
わくさせる主題歌があります。劇中で、要所要所に挿入されるフランキー・レインの歌が
ドラマの語り手のような効果をあげているんですよね。
 この主題歌は、『真昼の決闘』(ハイ・ヌーン)の主題歌でアカデミー賞を受けた名コ
ンビ、ネッド・ワシントン(作詞)とディミトリ・ティオムキン(作曲)の手によるも
のなんです。映画は知らなくても、曲だけ知ってる人は多いんじゃないかな。

アープとドクとでは、キャラクター的にドク・ホリデイの方が儲け役ですよね。医者と

いうインテリだったが、肺病で人生に絶望的になり、酒にひたり、死に直面する刺激で
ウサを晴らす人物なんて、誰がやっても絵になります。だから、逆にアープ役が難しい
といえます。この映画でも、K・グラスの鬼気せまる演技に押され、B・ランカスター
のアープは、見せ場らしい見せ場もなく拳銃を振りまわし、性格も出ておらず、印象の
薄いものとなっています。

[1999年10月17日 22時49分24秒]
[2008年6月2日 16時30分11秒]

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