作品名: テキサスの4人 - |
TVなどで放映された記憶もなく、1963年公開以来一度も再見していなかった。セルDVD(この言葉 は当サイトで知った。多分私の馴染みの言葉では市販DVDのことと思う)がお求めやすい価格で売っ ていたので懐かしく思い購入。 記憶はまあまあの作品でシナトラ主従が楽しそうに演じるのを楽しく見た点とジャック・エラム が冒頭でアップになった途端殺され、エンドマークまで生きていないどころか出演最短記録を更新 したのではないかと思った2点でした。 再見して全く皆さんが書かれている通りの同感です。映画の大半を占めるコメディタッチのシナ トラ、マーティンの丁々発止のやりとりが当時ほど面白く感じませんでした。 「オーシャンと11人の仲間:1960」「荒野の3軍曹:1962」「本作品」「七人の愚連隊:1963」 と一連のシナトラ一家の楽屋落ち的コメディーを面白く思う位にアメリカナイズされていたと云う か毒されていたと云うか。 もう一方の売りのアニタ・エクバーグとアーシュラ・アンドレスも出番が思ったより少なくやや 不満。当時、彼女たちの胸は本場プレイ・ボーイ誌等では公開されていましたが(下はもう少し後 で)、映画ではご法度でした。ですが、U・アンドレスはネグリジェ越しですがオープンしていたの がDVDで分かりました。何を見ても鼻血ブーの頃なのに憶えていません。上映映画とDVDと違 うのでしょうか。[2007年3月30日 8時30分1秒]
アニタ・エクバーグとウルスラ・アンドレスのお色気ムンムンのコメディ西部劇。 画面の左上部にポツンと赤い丸があらわれ、そのなかにワーナー・ブラザースのマーク がうつる。マークが消えると、チャールズ・ブロンソンの顔が出る。そして「これは悪党です」 のシナトラのナレーションがはいる。 ハナからコメディであることを宣言しているんですね。映画の中ほどでは、“三バカ大将”までが ゲストで登場してくるし…… “テキサスの四人”とは、フランク・シナトラ、ディーン・マーチン、アニタ・エクバーグ、ウルスラ・ アンドレスの4人なんですが、肉体派美女二人の存在感が圧倒的に強いんですよ。 黒い衣裳のあいだから、白くて太くて長い足をチラチラ見せながら歩くアニタは素晴らしい。 どこからどこまで大づくりな彼女の身体は、並んで歩くと完全にシナトラを圧倒していました。 一方アンドレスは、日にやけて小麦色に引きしまった太ももを堪能させてくれます。 『007 ドクター・ノー』で見せてくれた、彼女の魅力がこの作品でも味わうことができますよ。 J.W.さんがカキコしているように西部劇らしいのは最初10分程度で、あとは???ですね。 馬に乗ったジャック・イーラムを見ることができるのは貴重かな。(笑)[2002年4月7日 19時23分48秒]
ロバート・アルドリッチ監督の1963年作品。これまでビデオ化されていなかったのが、オーシャンズ1 1の公開に関連してか,突然のDVD発売である。アルドリッチの西部劇といえば、「ヴェラクルズ」「アパ ッチ」「ガン・ファイター」と続いてきて,63年当時はかなり期待して公開を待った記憶がある。 ただし,これから本作を観ようという人には申し訳無いけれど,西部劇としては期待はずれだろう。 冒頭の駅馬車の襲撃シーンは空撮も交えてかなりの迫力であるものの、大半は馬も出てこない,ガンプレイ も無しの街中の展開に終始する。 アーシュラ・アンドレスとディーン・マーティン,フランク・シナトラとアニタ・エクバーグのカップルが 自ら楽しむために作ったような映画ではある。 悪役はチャールス・ブロンソンだが,このカップルに比しては軽すぎて,何ともしまらないのである。 唯一,興味深かったのは駅馬車が転倒してその屋根がどうなっているのか知ったことかな。[2002年3月12日 18時44分0秒]