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お名前: 十倉茂明
帰らざる河の筏で下るシーン、あのロケ地へ行ってきました。カナダのバンフ国立公園に
ありました。ボウ河です。この滝を見るために、日本から飛行機に乗って何十時間。
ホテルのすぐ裏にありました。ノーリターン・ノーリターンと歌ってしまいました。
筋書きは分かっているのに、見てしまうどうしようもないですネ。
[2008年3月10日 21時27分22秒]
お名前: ウエイン命
この映画で特に好きなのは最初と最後ですね。ミッチャムが木を切り倒して一息つくと、遥か眼下に
雄大な河の流れが現れ、J・ホートンが高らかに歌う主題歌が被ります。「うゎー!」(表現力の貧
しさに我ながら嫌になりますが…)と云う感じでした。観る者をいっぺんに西部劇と「帰らざる河」
の世界へ引き込む素晴らしいオープニング、これがもしモンローのセクシー版だったらああは行きま
せんヨ。そして酒場から担がれて来たモンローの「どこへ行くの」に一言「HOME」と答えた納得のラ
ストシーン、ミッチャムが迎えに来るだろうと云うことくらいは誰でも察しが付いてますから、後は
どうやって連れて行くかだけが問題でしたが、これは合格点でしょう。西部劇としては定番に近いの
かも知れませんが、惚れた女に「逮捕する」と云ったウェインに並ぶ、粋で男らしいプロポーズでし
た。プレミンジャーには「栄光への脱出」などで面白くない映画を作ると云う印象しか持っていなか
ったのでこんな手腕があったのかと感心しましたが、逆に、筏の上で奮闘するシーンが殆どスクリー
ンプロセスだったのには、ちょっとガッカリでした。私はTV放映を観たのが初めてだったので、公
開時より少し時が経っていた所為もあるでしょう。現に「オレゴン魂」などはもっとリアルでした
ヨ。尤も、最近のCG処理された画面の味気なさに比べれば遥かにましですけどね。
ガッカリとビックリの両方だったのが、ミッチャムがモンローに遂に欲情して不埒な振舞におよんで
しまうシーンです。観ているこちらは高校生ですから、何となく危うい雰囲気を感じながらも「いい
や、ヒーローは我慢する」と信じて疑わないわけですよ。西部男の風上にも置けないヤツだと思いま
したネ。女を襲うのはN・ブランドやJ・イーラムのやることでしょう。ウェインやクーパーがそん
なことしますか。ストイックはウエスタンヒーローの第一必須条件ですヨ。自重して欲しかったで
す。アレがない方がラストがもっとグッと来たんじゃないかと思いますけどね。もう1つ、悪役重視
の私には当時のR・カルホーンはTV「テキサン」で知っていた程度だったので、ヒーローと1対1
で渉りあえるほど大物じゃないヨナーと少々不満でしたが、諸兄のご意見を拝見するとそうでもない
ようですね。と、まあ細かい不満はあるんですがやっぱり時々観たくなります。ちなみにモンロー
は、私の中では「バス停留所」がベストでこれが二番です。すみません。
[2007年4月28日 18時44分18秒]
お名前: あっくん
35年ぶりに本作DVDでみました。渋谷の映画館で見たときにはモンローの透ける肌には
驚嘆だったな。DVDもよかった。モンローはミッチャムを説得して善良な歌姫だよ。適役
だね。最初で最後の西部劇出演、これは歴史的な遺産でした。ミッチャムが寒さに凍える
モンローを寝かせマッサージするくだりには涙が出たよ。そのモンローの顔が恍惚なんだ。
水のシーンのなかでモンローの肌をあらわにしたい演出は当時の映倫ギリギリの撮影だった
んじゃないかな。あれでも随分サービスだったんだろう。紳士的なミッチャムとのゴシップ
はきかなかったので、どちらかというとロリーカルホーンのほうがモンロー好みのようなき
がする。キッスのしかたでわかるでしょ。子役もよかったし、彼女との会話も優しさが溢れ
ていてとても思い出に残る作品だった。
[2007年4月7日 21時2分40秒]
お名前: 与作^^
この映画は、イイネェ‐
書き込みが少ないので、驚きますが、この映画を知っている世代がだんだん遠くなるウウウ…
この歌も、カラオケで、自前で歌ってみたいね、一度.
この映画は、自然保護の映画だと思っています.Wilderness の気分が良く出ていて、こんな
自然とともに、生きてみたいヨ。Wailarie というのは、今なら<ヘイヘイホー>と訳すの
だろうけれど、当時はそんな歌がなかったからなァ.
[2006年3月18日 22時1分13秒]
お名前: クインキャノン
ミッチャムとモンローが取っ組み合って地面を転げ回ったのは、確かモンローが水浴びから帰った時だ
から、モンローは折角さっぱりして戻ってきたのに、また埃だらけになって気の毒にって、つまらねえ
ことに同情したぜ。それに続いて、ミッチャムは今度はピューマと取っ組み合って地面を転げ回る羽目
になるんだけどね。
カルホーンは博打で相手から金鉱の権利を巻き上げたらしいけど、「いかさまはしてねえ」っていって
たのは、きっと本当だと思うよ。ミッチャムに向かってそういうのは当たり前だけど、モンローにもそ
ういってたんだから。あんな男は、本当はいかさましたのなら、モンローと二人だけの時は、「いかさ
までうまく騙してやったぜ」って自慢すると思うんだけど、そうはいわなかったもんね。
プレミンジャー監督の西部劇なんて、これぐらいしかないんじゃないかと思うんだけど、立派な写真だ
ねえ。男女の愛憎の機微に加えて、以前に何か事情があって人を背中から撃ち殺らしい父親と、偶然そ
れを知った息子のわだかまりの問題もさりげなく盛り込んであって、間然するところがないもの。
この映画は実際の30秒前ぐらいに終わった方がよかった、っていう人もいるけど、あっしなんかは血
の巡りが悪いから、あそこまで見せてくれないと安心できなくて欲求不満になりそうだね。
映画ができてから、いつの間にか40年も経って、筏で川下りした3人も、監督もカルホーンも、テネ
シー・アーニー・フォードもみんな河の流れに連れて逝っちまったね。こちとらが年を取るわけだよ。
[2005年9月18日 14時3分37秒]
お名前: marineflat
私はモンローが大好きな訳ではありません。ですが、この映画のモンローは大好きです。
この映画におけるモンローの魅力は、ノスタル爺さんの形容のとおりだと思います。
モンローというと、一般的には『ナイアガラ』の尻振歩きが有名ですが、やはりこれが
彼女のベスト作品でしょう。甘い、かったるい歌声も何とも云えない魅力があります。
モンローのLP持っていますが、「帰らざる河」がベストソングだと思います。
ミッチャムも結構いい体をしていたんですね。
それから、このメロディーの作家は全くわかりませんでした。と云うより、てっきり
ライオネル・ニューマンだと思っていました。
>GOGHさん
粋な計らい、ありがとうございます。
[2002年9月17日 21時50分1秒]
お名前: ノスタル爺
URL
私が一番好きなマリリン・モンローは『帰らざる河』のモンローなんですよ。
モンローの魅力は、“グット・バッドガール”にあります。
男をセックスで惑わす悪徳の女性でありながら、可憐な心情を持っている女。
『帰らざる河のケイは、モンローにとって最良の役柄でした。
いきなりテント小屋の酒場で、赤いドレス姿で太腿を露にギターを弾きながら、
「ワン・シルヴァー・ダラー」を歌い、酔っ払い相手に妖艶さをアピール。
子どもを迎えにきた、ロバート・ミッチャムに鉄火姉御的なところを見せ、色悪の
ロリー・カルホーンに純なまでの甘えを見せる。
そして、置き去りにされたミッチャム父子と筏で河を下る時に、子どもに見せた優しさ。
「ダウン・イン・ザ・メドウ」を歌うモンローが、またいいんだなァ。
扇情的なドレス姿よりも、河を下る時のジーンズにシャツ姿に女を感じたのは、私だけでなく
ミッチャムもムラムラときたのはわかりますね。
そしてラストの切ない嘆きの表情で歌う「帰らざる河」を聴いたら、ミッチャムならずとも、
抱きかかえて連れ戻したくなりますよ。
モンローの魅力を引き出したベスト作品だと、私は認識しているんですけどねェ……
[2002年9月15日 9時45分35秒]
お名前: ジャッジメント
この映画は、一般的に”マリリン・モンローの”という巻頭詞がつくが
そんなこと、関係ない西部劇の中の冒険アクションの傑作だと思います。
返って、”マリリン・モンローの”という売りが,作品の評価を減じているようだ。
実際、主題歌もモンロー関係なしに、ベリーグウ−、よく分からない損した作品だと思います。
[2001年3月16日 14時7分48秒]
お名前: グリーンベイ
ノスタル爺さん・・・今日は・・・初めまして。
映画少年のグリーンベイと申します、今後とも宜しく願い上げます。
「遙かなる山の呼び声」「帰らざる河」の歌詞を紹介いただき有り難う御座いました。
また、ロリー・カルホーンについての記述もどうもです。R・カルホーンについては、早速「西部劇
大全集」をひもといたところ、5,6本のB級西部劇の主演映画を見つけましたが、60年代後半の
西部劇衰退時期に、主演作が多いように感じました。往年の大スターも歳をとって生気を失い、興行的
には、ある程度稼げる西部劇の主役として会社も使ったように思います。如何なるものでしょう・・・。
「パウダーリバー・・」はマイコレクションにテープが見つかりました。
[2000年12月25日 14時12分57秒]
お名前: ノスタル爺
URL
帰らざる河の主題歌はマリリン・モンローが歌って有名になりましたが、日本では
雪村いづみが歌っていました。『シェーン』の主題歌「はるかなる山の呼び声」ほど
ヒットしませんでした。
日本語歌詞は、
ムム…帰らざる河よ ムム……(Wailerie)
ああ 夕陽に燃えて流れゆく
想い出の 悲しい河
はてなき広野をはるばると
音もなく流れてゆく(Wailerie)
もう帰らない(No return, no return)
遠い夢よ(Wailerie)
岸辺にひとり立てば(No return, no return)
聞こえるあの声 いとしい人の声
まぼろしか 波間に微笑むよ
もう帰らない(Wailerie)
河の流れよ(No return, no return)
>グリーンベイさん
ロリー・カルホーンに映画入りをすすめたのは、アラン・ラッドだったそうです。
彼はB級西部劇に数多く主演していますね。
私が彼を知ったのは、『テキサン』というテレビ西部劇でした。
映画館では彼の主演映画を観てないんですよ。観たのはテレビで放映された劇場未公開
の『四人のガンマン』と『パウダーリバー』だけなんです。
地方のローカル局(UHF)で放映される可能性はあると思います。
[2000年12月24日 20時20分11秒]
お名前: グリーンベイ
ワード・ボンドさん・・・・・今晩は。
「帰らざる河」を二三日前再見したところです。・・・・大木を切り倒すところから始まります。
この作品は、大人になってから見ました。モンローの魅力はさておき、この映画の私の見所は
彼女が、つい今し方まで、幾多の事件を体験して来たにも拘わらず、さりげなくポーカーフエイスで
歌うシーン。このシーンに監督は、何時間もかけて危険苦労を凝縮したのではなかったかと独断・偏見
で観ています。そして赤い靴を放うり投げます、もうショウガールには戻らないと・・・。
そんな感慨をもって聞く「帰らざる河」の歌は、胸を締めつけます。
R・ミッチャムも仰る通り適役ですし、美男ロリー・カルホーンは、何かの西部劇で主役を演じてますネ。
[2000年12月24日 1時19分48秒]
お名前: ワード・ボンド
決して大作ではありませんが、モンローの魅力とともに忘れられない映画です。
なんせ、モンローがまだ27・8歳のころですからね〜。相手役のロバート・
ミッチャムは眠そうな目が印象的でしたが、ウォーキングにとても特徴があり、
奇しくも「モンローウォーク」で世界に名を馳せたモンローと共演というのも見
どころの一つですね。余談ですが、フィリップ・マーロウ役者はミッチャムをお
いて他にはいないと思っています。子役のトミー・レティッグはたしか、「名犬
ラッシー」に出てた子ですよね・・・。
[2000年12月23日 21時42分25秒]
お名前: グリーンベイ
マリリン・モンローが歌う「帰らざる河」が大ヒットしました。1954年フオックス社製作、オットー・
プレミンジャー監督作品。モンローの魅力は言うまでもないが、ラストが堪らない・・・・・・・
すなわち、モンローが酒場の舞台に再度上がって歌います。そこにはバカ面した酔っぱらいの顔顔顔・・・
このショウガールを軽蔑の眼で見下げる・・・・いつものショーガールのように。モンローもまた、何く
わん顔でさりげなく歌う・・・・・これまで、どんなにか危険・苦労と戦ってきたかも顔に出さないで・・
・・こうした人間の心と心の鮮やかな対比が・・・実に面白く、心に残る名画です。モンローが歌う「帰
らざる河」いつも思い出されます。
[2000年12月17日 17時8分32秒]
※この作品についての発言をどうぞ。
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