作品名: 白昼の対決 - |
てっきり未見と思っていた。先日のTV放映を見ても初めて見たと思っていまし たが、自分の資料では1963年12月3日にTV(当時は白黒)で見ている事になって いる。全く記憶に残らなかったと云うか、私がボケていると云うか。 レイ・ミランドは名前を聞くと誰もが知っている拳銃の名手と云う事ですが、そ の名手らしい場面が全くなくて凡そ西部劇の面白さが抜けている。 特徴的なのは夜の壁に映る影など非常に影を生かした映像がサスペンス映画風の 趣を醸し出していた。「第三の男」や「彼奴を殺せ」ばりと云えば大袈裟過ぎます が。これは多分この映画の直前に出演したヒチコックの「ダイアルMを廻せ!」に 影響されていると思っているのですが。 レイ・ミランド、ロバート・テイラー、スチュアート・グレンジャー等イギリス 出身の2枚目の西部劇はもう一つですね。[2003年9月23日 17時30分3秒]
あのレイ・ミランドが監督第一回作品と言うことで注目しました。主人公が無実の罪で町中を 追い回されあげくの果てに保安官の家に逃げ込むと云うものでした。映画少年が感心したのは コスチュームです。凄く格好良かった。ステットソン、スカーフ、シャツの色、ホルスター等 どれをとっても決まっていた。それに相手役メアリー・マーフイーを選んでますね。彼女は 「乱暴者」(53)共演者マーロン・ブランド、「必死の逃亡者」(55)共演者ハンフリー・ ボガードで存在感を示したが、この作品でも可憐な感じながら大人の演技が光りました。 監督も彼女を相手役に選んだが成功でした・・・。[2003年9月21日 15時8分35秒]
アカデミー賞俳優レイ・ミランドの第一回監督・主演作品。 公開当時の批評に、冒頭からの10分間セリフなしの一人芝居をやっ ていること。 その中でガラガラヘビを撃ち殺した後、直ぐに拳銃に弾を込めるなど ガンマンの心得をしっかり描いていることなど、次の展開をおおいに 期待したけれど・・・(=期待外れだった)云々と言うのがありました。 私も導入部のカッコ良さに比べて、その後はたいしたことないなと感 じたものです。 なにやら町中を追いまわされ、ひたすら逃げ回るシーンと、例によっ てリー・ヴァン・クリーフが悪役で追いまわす側にいたこと位しか記 憶になく、終盤の展開も全然覚えておりませんでした。 まあ、初めて見てから40数年経っていればやむをえないでしょうが。 先日TV放映を見て、やっぱり並みの作品だなと感じた次第です。 ミランドの西部劇は他に「銅の谷」くらいしか見ていませんが、西部 劇のムードが少ない役者と言う気がします。 同じ都会派二枚目のG・ペックと比べると、大きな差があるように思 いますが、西部劇出演本数の違いでしょうか。[2003年9月21日 12時22分59秒]