作品名: 勇気ある追跡 -


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お名前: ママデューク   
私はこの映画は60・70年代のJ・ウェインの出演作の中では一番好きですね。
バトジャックの威風堂々たるウェインとは違ったキャラクターで、
これもハル・B・ウォリスがプロデューサーだったからでしょう。
デュークも、このポーティスの原作が欲しかったのですが、
さきにウォリスに買われてしまったんですね。でもこれがかえって良かったと思います。
脚本もM・ロバーツという女流を起用しているのが
マティに比重をかけた構成になり一味違った作品になっていると思います。
全篇を通じて流れる溢れんばかりの哀感、晩秋のコロラドの美しいポプラ並木、
人間くさい保安官。最高ですね。「ウェイン命」様が書かれていた様に、
デュークが死んだ時NETの追悼番組で放映されたとき、
ラストのストツプモーションが映しだされた時には不覚にも涙がこぼれましたよ。
[2008年2月13日 12時21分16秒]

お名前: 杉本   
ルースター・コグバーンになりたいの一言。
どの部品もベテランの匂いがしてきます。出っ腹も、しゃがれ声も良いですね。
[2006年8月22日 21時38分14秒]

お名前: ウエイン命   
主要作品がオスカーの対象となりにくい西部劇であること、ウェイン自身の言葉を借りれば「基本的
に演技はしていない」ことなど、それ相当の理由はあるのかも知れません。それでも、「黄色いリボ
ン」「静かなる男」「捜索者」等々、印象に残る作品は結構あるんですよね。にも拘らず、彼には意
地でもオスカーは渡さないと云う不文律でもあるのかと思えるほどアカデミー協会は我がウェインを
無視し続けてきました。
ですから、この映画で遂に受賞となった時も、「30年前にアイパッチをして出ればよかった」の名ス
ピーチと一粒の涙でオスカー像を受け取りしみじみと見つめるウェインを見ながら、後年のP・ニュ
ーマンのような、つじつま合わせの「ご苦労さん受賞」くらいに思ってました。この年には「真夜中
のカウボーイ」「明日に向かって撃て」「一人ぽっちの青春」等錚々たる傑作がひしめいていたから
でもあります。
しかし、実際に映画を見て「これは正真正銘、堂々たる受賞だ」と納得しました。画面にいるのは
「アラモ」以来木偶の坊振りが目立っていたウェインではなく、表情豊かに活き活きと動き回り、喋
り捲くる一皮向けた新しいウェインでした。大酒のみでだらしないが、重厚で誠実で、腕っぷしはめ
っぽう強いが女性は苦手、孤独で不器用、でもときにユーモラス…、長い年月が積み上げたウェイン
の個性が、コグバーンの姿を借りてスクリーンの中で躍動してました。K・ダービーにG・キャンベ
ル(主題歌も最高!)を加えた3人の絶妙な掛け合い、デュバル一味との決闘は何度見ても飽きるこ
とがありません。
ラストもいいですネ。懸賞金で買った新しい馬をめぐるダービーとのやり取り。実は、彼が亡くなっ
た翌週TV放映されたときの吹き替えが素晴らしかったので、敢えて意訳でいきますと、
「いい馬ね、賞金で買ったの」
「ああ、前の馬ほどじゃないがね、売った奴は高い柵も平気で跳び越すと云ってた」
「若くて身軽なカウボーイならでしょ」
「よし来た、年寄りの腕前を見せてやろう」
と云い残したウェインが「イヤー!」と一声、柵を跳び越しながら小さくなっていきます。最後は、
テンガロンハットを片手に柵を跳び越してるウェインの静止画像にエンドマークが重なるんですよ
ね。感動的で爽やかな素晴らしいラストでした。欲を云えば、飛び越したところでそのままストップ
モーションになればもっと良かったんですけど、さすがにそれは無理だったんでしょうネ。H・ハサ
ウェイも最後に素晴らしい仕事をしてくれました。
[2006年6月10日 21時8分35秒]

お名前: 神白万   
 原作小説も良かったですよ。昔早川書房から出てて、今は
当然のように絶版ですけど……。
 ただ、先に映画の方を見てるから、登場人物がジョン・ウェ
インやキム・ダービーの顔で浮かんできちゃうのは痛し痒し。
[2003年7月12日 7時51分49秒]

お名前: オールド・トーサン   
クライマックスのロバート・デュバル一味との対決シーンが圧巻です。
右手にウインチェスター、左手に大型拳銃をかざし、馬の首の左右に
交互に頭を突き出して突撃。
勿論ウインチェスターをくるりと回転させて装弾するお得意のテクニ
ックも迫力たっぷりで見せてくれます。

TV放映された時、普段はみみっちくビデオテープを3倍速で録画す
るのですが、この映画だけは標準でとりました。
私なりのささやか且つ貧乏たらしい、ウエインのアカデミー賞主演男
優賞受賞作品への敬意です。
[2003年6月19日 15時2分13秒]

お名前: 在韓日本人   
当然あると思ったら、なぜかこの作品がないので一寸驚きです。
(ひょっとして、わたしが見落としてるのか?)
だってデュークのオスカー受賞作品ですよ。
ルースター・コグバーン、素敵です。
たしかコルト・ドラグーンなども出てきた記憶が…。
あまり銃器には関心がないのですが。
[2003年5月16日 1時1分38秒]

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