作品名: サウス・ダコタの戦い - |
リチャード・ハリス、味のある人でした。 個人的には『殺し屋ハリー華麗なる挑戦』の 殺し屋役が一番好きですが、イーストウッドの 『許されざる者』での老いたハリス氏も良かった。 この映画、イーストウッド映画の常連で等身大的役 が多かったジェフリー・ルイス(確かジュリエット・ルイスの親父) が大きな敵役やってるのも嬉しいです。[2003年2月7日 17時59分45秒]
『馬と呼ばれた男』の続編。 英国へ戻って退屈な日々を過ごしていたモーガン卿(リチャード・ハリス)は、再びアメリカ大陸に 帰ってくる。しかし、第二の故郷ともいえるスー族イエローハンドの土地は悪徳商人(ジェフリー・ル イス)とイエローハンドと対立していた梟族に奪われていた。仲間を捜し出したモーガンは、復讐戦 に起ち上がるため、戦士になるための四日四晩の苦行に入り…… 前作と比べると、モーガンがスーパー・ヒーローとなり、アクション中心となっています。 イエローハンド族の誇りを“サンダンス”の儀式を復活させることで取り戻させ、梟族をやっつけ、 悪徳商人の砦を攻撃するクライマックスは、なかなかの迫力です。 バッファローの大群の中を、インディアンの若者たちが、弓矢を駆使してハンティングするシーン は、オーエン・ロイズマンの撮影が素晴らしく、『ダンス・ウィズ・ウルブズ』のバッファロー狩りシーン に勝るとも劣らない出来映えとなっています。 ただ、インディアンの視点から描いた前作と比べると、インディアンの扱いがおざなりなのは、気に 入りませんが……[2002年11月18日 22時26分51秒]