作品名: 墓石と決闘 -


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お名前: ウエイン命   
法の名の下に次々と且つ冷静に、しかもいずれの場合も巧妙に隙を見せて(時代劇で云う誘いの隙デ
スネ)相手を挑発しながら、淡々と復讐を遂げていくアープはまさに戦慄モノ。特に、嫌がるワーシ
ョーを無理やり決闘に引き込んで射殺するシーンは、一見何の意味もない短い台詞のやり取りの中に
段々と増幅されて頭をもたげてくる個人的な憎しみを、懸命に押し隠そうと内面で葛藤するアープの
姿が見事に凝縮されて、鳥肌が立つような怖さを覚えました。私の一番好きなシーンです。既に死ん
でいる相手に銃弾を射ち込み続ける異常さは、「OK牧場の決闘」のホリデイがリンゴーを射殺する
場面を思い起こさせますね。迫力たっぷりの銃撃シーンが続々と登場するにも拘らず、全体として静
かで乾いた印象を受けるのは、ガーナーのクールで抑えた演技によるものか、あるいはL・バラード
お得意の中間色が冴え渡ったカメラの所為か、はたまた「荒野の七人」ではマクィーンの地面射ちを
「まっいいか」とばかりにそのままにしちゃったスタージェスの、いつになく緻密で丁寧な演出によ
るものでしょうか。J・ゴールドスミスの音楽も雰囲気を盛り上げてました。感心したのは、結果論
ですけどアープにJ・ガーナーを持ってきた、そのキャスティングですよね。ガーナーと云えば「砦
の29人」など主演作もありますけど、我々にとってはやはりTV「マーベリック」のガーナーですよ
ね。その彼が何故これだけの面子のなかで主役を張れるのか、ちょっと怪訝に思いましたが、大正解
ですよね。後にK・ラッセルが現れるまでは、ビジュアル的にも最も実物のイメージに近いアープで
した。
それにしても、これのアタマに「OK牧場の決闘」をくっ付けて、更に(私にとっては)余計なシー
ンがくどくどとあるわけですから「トゥームストーン」や「ワイアットアープ」が長いわけだよなー
と納得(?)した次第です。
[2007年4月29日 7時59分9秒]

お名前: ウエイン命   
marineflatさんは今はもうこのサイトをご覧になってないのかな、と思いつつ、2001年のご意見です
が一応。ドク・ホリデイは20代では?と云う珍しいご意見、多分まだ「トゥーム・ストーン」の前だ
ったんでしょうね。20代ではないと思いますけどB・キルマーで若いホリデイが登場しました。が、
本当はこの「墓石と決闘」で実現するはずだったんですよね。私「レッド・サン」の欄でそのことに
触れちゃいましたので繰り返しは避けたいと思いますが、当初、この映画はあのマクィーンがホリデ
イを演る「tomb stone」と云うことで企画されたものの、どんな紆余曲折があったのか、最終的にこ
うなっちゃったんですよね。出来上がりが良かったからいいんですけど、マクィーンのホリデイ、見
たかったです。
[2006年8月22日 19時1分24秒]

お名前: 厳永花   
拝啓
 いつもお世話になっております、私は中国福建省恵安明志石材有限公司の厳でございます。
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                             敬具
                                        
会社名:福建省恵安明志石材有限公司 
 担当者:厳永花
 電話:86−595−7690297
 ファックス:86−595−7691297
 メール:fukadahideko2000@yahoo.co.jp
ホームページ:www.weiming-stone.com
                          
[2004年3月25日 17時23分12秒]

お名前: 放浪者   
 「墓石の伝説」終わりました。

  先に紹介した毎日新聞夕刊に連載されていた逢坂・剛氏の「墓石の伝説」が
 終了しました。わざわざツゥームストーンの町まちまでロケハンに出かけたと
 ころで、突然終わった感じがありますね。ご本人が書かれているように「日本
 では売れたためしのない西部小説」ということで、「不評」で急遽終了という
 ことになったのでしょうか?夏に単行本が出るそうなんで、増補版として欲し
 いですね。

  結構、本作や「荒野の決闘」「OK牧場の決闘」「ツゥームストーン」「ワ
 イアット・アープ」などさらにはTVシリーズの「ワイアット・アープ(の時
 代と伝説)」や初期のアープものにいたるまで網羅されているだけに、食い足
 りないですね。

  
 
[2004年1月21日 20時37分58秒]

お名前: 放浪者   
 「墓石と決闘」なんてタイトルは誰が考えたのでしょうかね?

 原題は「The Hour of Guns」でしたか、「拳銃(で片を付ける)の時」と
 いった程度の意味と記憶します。しばらく前に、衛星放送で西部劇特集を
 放映したときに30年ぶりくらいに見ました。

 たかだか百年ほど前の話なんですが、人口がまばらな地域での話しなので
 意外に「事実」が判明していない部分がある話ですね。

 現在、毎日新聞の夕刊に連載されている逢坂剛氏の「墓石の伝説」は近年
 のワイアット・アープ研究の成果を踏まえて書かれた興味深い小説です。
 
 内容については触れませんが、現在の日本人の視点からこの「OK牧場の
 決闘」をどう見るのか、またどう絡んでいくのか興味ある展開です。虚実
 を交えて西部劇映画の一般論から、史実への解釈、新発見の事実など目が
 離せませんね。
 
[2003年12月19日 3時8分49秒]

お名前: marineflat   
アープ復讐劇では最も史実に近いと言われていますね。
愛する弟を殺した仇を法を盾にして追い詰めていく。人間臭さが表われていて、私は好きです。
実際のアープはこのような人間だったのでは。
OK牧場の頃、ドクはまだ20代だったはず。マチュアーにしても、ダグラスにしてもロバーツ
にしてもとても20代には見えませんよね。何故でしょう。
最大の見せ場は、アイクとの言葉のない決闘か。
ロバート・ライアンは、主役でも仇役でも脇役でも器用にこなしますね。
主役の代表作は『誇り高き男』で、仇役の代表作は、『墓石〜』と『日本人の勲章』でしょうか。
ドクがポーカーをしている後ろでアープの乗った馬が走り去るラストシーンも見事。二人とも
二度と会えないことを解っている。
[2001年4月8日 0時2分18秒]

お名前: グリーンベイ   
 「墓石と決闘」地味なタイトルですネ。原題は「HOUR OB THE GUN]です。
 名匠スタージェス西部劇の入魂の一作ですね。西部劇第一作目「ブラボー砦の脱出」から、数々の名作を
 経て14年目の作品です。彼の作品は、どちらかと言えば面白さにあったわけですが、史実を踏んだリア ルな物語展開となっているのも興味深い。物語は「OK牧場の決闘」の後日談ですが、アープとクラ
 ントンの対決にドグ・ホリデーをからませた前作を凌ぐ味がある。またこれまでにはエリノア・パーカ
 ーやロンダ・フレミング、ドナ・リードだの美人女優を起用して作品に花を添えておったが、この作品
 には、女性は誰も使っていない。それだけに、彼の作品の中では相当な自信作のように思います。しかし
 題名があまりにも地味で、名作な割にさほど観られていないのでは・・・・。またキャストも良い。   特にジェームス・ガーナーが大きく見える。他ジェイソン・ロバーツ、渋いロバート・ライアンなどが
 好演している。再見して、つくずく監督のこの作品に賭ける思い入れの程を感じました。 
[2001年1月14日 23時48分16秒]

お名前: 終戦っ子   
こんばんは。
題名の墓石というのは、たしかTombstone(墓石)という名前の町があって、そこで決闘が行われた
ことからきていたと思います。
その名前の由来となった墓石のような山があって、最後の決闘はその山が背景に見えるところで行わ
れたと思います。実際の決闘ってのは、こんなもんだろうと思わせる、あまり勇ましいところのな
い、リアルな描写でした。
主役がだれだったかはわすれていました。しかし ロバートライアンのほうはおぼえています。かたき
役のほうが記憶にあるということは、そっちの方が印象的だったのでしょう。
ロバートライアンは朝鮮戦争を描いた映画が印象にのこっています。
[2000年10月12日 19時37分37秒]

お名前: ワイアットアープ   
今,CN(名古屋ではスーパーチャンネル)で「墓石と決闘」をやっています。ジョンス
タージェス監督が,バートランカスター・カークダグラスの「OK牧場の決闘」の後日章
として,アープの復讐劇を虚実入り混ぜて重厚に描いています。
ジェリー・ゴールドスミスの音楽も場面場面のつながりや,登場人物のムードの盛り上げ,
など,非常に効果を高めています。[OK牧場・・・」でも,ディミトリーティオムキン
の音楽が,かなりな盛り上がり効果を出していましたが,この前作が浪花節調と評されたのと
異なり,曲もかなりシリアスなものが多いと思いますが,メインテーマにはしびれてしま
います。
史実に基づくとされた影響か,残念ながらアープとドク以外の人物描写が非常にあっさりと
なされ,私の好きな俳優のロバートライアンもただのアウトロー・アイククラントンでした。
ビーハン郡保安官も,家族からの名誉毀損の訴えにより実名が使えなかったとか?やはり時代を
感じさせます。しかし,ジェームズガーナーのアープ,ジェーソンロバーズのドク,は
スミスの名曲の中見事に男の友情を描き出していました。
  この映画女性は,コロラド療養所の看護婦さん一人きりの出演だったような?そんな錯覚を
起こすくらい男臭い映画です。
[2000年7月29日 1時31分6秒]

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