「新」の次なんでしょうかね。TVガイドでNHKの衛星放送欄を見た時には印刷間違いかと思いま
したよ。配給会社も、もう邦題つけるのも面倒って感じですよね。真面目にやれ!
でもって、今度は何と何とL・V・クリーフがクリスですよ。それもまるで「夕陽のガンマン」のモ
ーティマー大佐がそのままアメリカ西部に現れたのかと眼を疑わんばかりのクロスドロー・スタイ
ル、確かパイプも銜えてたような気がしますヨ。一体いつから葉巻派からキザミ派に転向したんでし
ょうかね。ブリンナーとオツムは似てても、所詮クリーフは悪人ズラですよ。七人の名うてのガンマ
ンのリーダーに足る品格が感じられません。そこからもう余り乗り気になれず、お話もよく憶えてい
ませんが、お寒い画面にむなしく響き渡るバーンステインのあの名曲、音楽だけは終始一貫変わりま
せんでしたね。それが却って回を重ねる毎にひどくなっていく映画本体のチープさを際立たせる結果
になっていたのはなんとも皮肉というより他ありませんでした。
「まっちゃん」さん、ゴメンナサイ。気を悪くされると困るんですが、ここまで来ると「本家・荒野
の七人」に失礼だと云う私の勝手な思い込み、ただの感想です。じゃあ云わなきゃいいようなもので
すが、云わなきゃ気がすまないのがまた西部劇オタクのオタクたる所以、勘弁して下さいね。
[2007年5月13日 18時6分37秒]