作品名: 暴力部落の対決 -


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お名前: ポルカドット   
原題を「Shoot-out at Medicine Bend」という1957年の作品。ご贔屓のランドルフ・スコット
主演ですが、これはどうも頂けません。伏線とか、山場に向かっての盛り上がりとかを全く欠いて
おり、30分番組のような慌ただしい進行が続きます。

物語にクエーカー教徒を絡めた点は異色があり、白黒ながら個々の画面に安手な感じはなく、出演
者は悪役に主演級のジェイムズ・クレイグを配したほか、初期のアンジー・ディキンソンやジェイ
ムズ・ガーナーを使っているのだから、もっともっと面白い映画にできたはずと思います。

失敗の原因は、失礼ながら監督にありそうで、この映画の監督はどうも短編映画やテレビの30分
シリーズばかり作っている人のようであって、長編映画を作るにも30分番組のやり方しかできな
かったのだろうと思います。

筋は全然覚えていませんが、軍隊時代からのR・スコットの部下であるJ・ガーナーともう一人が
悪党に捕まって、いんちき裁判にかけられる場面で、一応、弁護人がついているものの、悪党たち
がお義理につけた弁護人だからもちろん本気の弁護などせず、「弁護人の弁論は?」と聞かれて、
「無罪の申し立てを撤回し、法廷のお慈悲を乞います」と述べ、たちまち絞首刑を宣告されます。
めちゃくちゃ無責任であるとともにもっともらしいこの弁護人の陳述が可笑しくて、ここだけ覚えています。ガーナーたち二人はもちろんスコットに助けられます。
[2005年8月24日 19時8分40秒]

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