作品名: テキサスの旋風 -


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お名前: ミチノク・キッド   
DVDのパッケージにはジョン・ウェインを誇張するコピーが使用されていますが、
主演はティム・マッコイです。ジョン・ウェインは助演といったところでした。

【ネタバレに関する特記】
この映画をまだご覧になっていない方の楽しみをなくしたくないため、
ストーリー内容については触れません。
ストーリーを知りたい方は、お手数ですが、
下記URLより Variety JAPAN様のページでストーリーを知ることができます。
http://search.varietyjapan.com/moviedb/cinema_6072.html
まだ鑑賞していない西部劇ファンの方のため、ご理解ください。

1932年に製作された57分程の作品です。
B級映画の部類に入るのでしょうか?
原題『TEXAS CYCLONE』というのがいいですね、ワクワクさせる響きです。
1932年製作のB級としては、驚くほど画質が良いです。
さすが、ソニー・ピクチャーさん、いい仕事してます。

ただ、この作品、数か所に驚くべき演出が!!
乱闘シーン、乗馬シーンで、撮影時にフィルムの回転速度を遅くし、映写時に通常の動きよりも
早く動いて見えるように演出されているのですが、その演出が極端なのです。
他の映画でもこのような撮影技法を用いての演出というのはありますが、
この作品の場合、この技法を用いたシーンは通常より2倍速位の速さになります。
乱闘シーン、乗馬シーンがある度にコレですし、通常速度のカットと2倍速カットのごちゃ混ぜの
場面なんか、上映当時はどう思われたか判りませんが、今観るとコントに近いものがあります。
乱闘シーンは人間技とは思えないような速さで蹴りやパンチが繰り出されますし、
乗馬シーンでは驚くべき速さで、馬が駆けていきます(上映当時、駿馬だとまともに受け止めてい
た観客もいたかもしれませんね)。
この撮影技法は実験的に用いられたのか、演出として当然の如く用いられたのか不明です。
当時の撮影技法について、詳しい方のお言葉を頂けると勉強になります。
どなたか教えて下さい。

しかし、大作西部劇も大作なりに見応えがあり楽しめますが、
私はこのような作品の方も好きですね。何か安心できるんですよね。
[2009年1月31日 11時4分18秒]

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