作品名: リオ・グランデの砦 -


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お名前: ママデューク   
「where god put the  west」という本は、ユタ州モアブからモニュメント・ヴァレーで
撮影された映画の歴史を記した西部劇ファンには興味深い本です。
フォード映画のスチールもふんだんに使われていてゴキゲンです。
the movies の項「リオ・グランデ」は
、ロケ地 ホワイツ・ランチ[砦]、アイダ・グルク、プロフェッサー・ヴァレー、
コロラド・リヴァー、オニオン・クリーク・ナローズ[モアブ基地] 。

ノートとして、ジョン・ウェインは「アパッチ砦」ではE無しのカーヴィ・ヨーク大尉
を演じたが、この[リオ・グランデの砦」においてはE有りのカーヴィ・ヨーク中佐の役だ、
とあります。つまりデュークの役名が前者はyorkで後者はyorkeということらしいのです。
その他、ベン・ジョンソンが再びタイりーであらわれる、
「黄色いリボン」では、彼は軍曹だがリオ・グランデでは兵卒を演じる、とあります。
[2008年2月19日 14時12分56秒]

お名前: ウエイン命   
藁しべをくわえたH・ケリー・JRを見る度に「不肖の息子」と云う言葉が頭に浮かぶんですよ。亡
き恩人に義理立てしたフォードが「三人の名付親」から「捜索者」まで重要な役を振って、なんとか
1人前にしてやろうと一生懸命引き立てたにも拘らず、遂に期待に応えることの出来なかった情けな
い奴、スター性がなかったと云ってしまえばそれまでですが、むしろあれだけのチャンスをフイにす
る方が難しいんじゃないかと妙なところに感心してしまいました。その後も多くの映画に出てますが
(一番最近見たのは「トゥーム・ストーン」でしょうか)、バイプレイヤーと云うより端役ですよ
ネ。尤も、タイトルに名前を見付けると何か安心しました。やっぱり情が移ってたんでしょうかね。
中学の頃は断然「アパッチ砦」でしたが、後になって見直すと、この作品の方がまとまってると云う
か、3作目と云うこともあるでしょうが、アクションとドラマの配分がちょうどイイ感じだと思うよ
うになりました。「アパッチ砦」は内容と登場人物を欲張り過ぎたような感じもしますネ。私の中で
は何と云っても「黄色いリボン」が抜群なんですが、ちょっと他の2作と違う境地にある作品と云え
ませんかね。心境西部劇と云う評をどこかで見たような気もします。ところで、1つだけいまだに不
思議に思っていることがあります。2作目の「黄色いリボン」でオスカー取るほどのカラー撮影の冴
えを見せながら、3作目をモノクロで撮ったのは一体どう云うわけなんでしょうかね。そのモノクロ
も、たまたま私の見たプリントがそうだったのかどうかよく分かりませんが、全体的に画面が暗かっ
たような記憶もありますし、釈然としません。単にフォードの気まぐれなのかも知れませんが、並べ
て観ると気にならなくもないですよね。
ところで、この映画にはホント云うとニガテな部分があります。兵隊が歌を歌うシーンが出てくるで
しょう。「アパッチ砦」でもありましたよね。勿論、軍隊には軍楽隊なんてものがありますから、ま
るっきりおかしいと云うことはないんですけど、ああ素晴らしいテノールかなんかでやられるとネ、
白けるんですよ。実は、私の映画好きは物心付くか付かないかの頃から母に映画館に連れて行かれて
た所為なんですが、母は邦画も大好きで特に美空ひばりの大ファンだったんです。で、私は彼女の半
レビュー映画をさんざ見せられて、ストーリーと関係なく突然現れる「歌うシーン」に極度の拒否反
応を示すようになったと云うわけなんです。私、前にどこかの欄に歌の出てくる西部劇に弱いと書い
たんですが、それは、例えば「帰らざる河」「アラスカ魂」のオープニング、「大砂塵」「縛り首の
木」のラストシーンあるいは「チザム」でビリー達が買い出しに出かけるシーンのように、あくまで
BGMとして歌が流れる西部劇のことで、この「リオグランデの砦」や「アパッチ砦」のように「今
歌ってるんでちょっと待ってください」と云うようなシーンはどうしても不自然に思えるんですよ。
実際、ウェインなど手持ち無沙汰でしようがないと云った感じがしませんか。
[2007年11月19日 15時50分18秒]

お名前: 名画座育ち    URL
始めまして、大の西部劇ファンです。
山手線が10円だった頃、夜間高校へ通っていた私は、授業をサボってよく沿線の名画座へ通ったものです。入場料が35円から50円だったから70円あれば沿線どこでも観に行けたのです。当時、20箇所以上ありました。
この映画は、大好きなジョン・フォード作品の中でも2番目に好きな作品です。一番は「荒野の決闘」。
夫婦愛、男の友情、愛国心、皆、良く描けていましたね。劇中のアイルランド民謡(これでアイルランドバラードが好きになりました)や元ロデオチャンピオンのベン・ジョンスンの騎乗ぶりも、ローマ式もたまりませんね。(^〜^)

 終戦っ子さんのいうジョン・ウエインの息子役は、「子鹿物語」1947年 監督 クラレンス・ブラウン 出演グレゴリー・ペック 、ジェーン・ワイマン 、クロード・ジャーマン・Jr 、チル・ウィルス 、クレム・ビヴァンス  。のクロード・ジャーマン・Jr ですね。
当時の大ヒット作です。
[2006年4月26日 0時43分2秒]

お名前: 懐かしの野郎ども   
酔いどれの軍医とビクター・マグラグレン扮する軍曹の会話の中で、
この手が悪い、誰かぶん殴ってくれといった瞬間、軍医の手にあった
棒切れで殴られ、棒が折れる所で笑いました。
その時、夜陰に乗じて砦を逃げ出すベン・ジョンソン扮する二等兵、
昼間俊足の軍馬の話をして、脱柵を暗にけしかける軍曹には解って
いた筈の音、
「コーポラル・ガード」
と叫びながらうれしそうな表情が印象的でした。
其れと、洗濯のシーンは微笑みました。
乗馬ズボンの鞍ずれで出来た二つの穴、あのシーンです。
[2004年5月7日 1時9分45秒]

お名前: T.S   
 はじめまして。この映画、10回位(劇場では3回。後はビデオ)観ています。西部劇でありながら、
ホームドラマでもありますね。現代の家族像に近いと思いますが、いかがでしょうか。

夫  騎兵隊の将校。軍務一筋。家族とは別居。(企業戦士で,長期の単身赴任)
息子 ウェストポイントを落第し,退学。   (一流大学に入ったものの,成績不振でドロップアウト)
妻  夫を疎ましく思いつつ、本音は愛している(家族の再建を望みつつ,夫には複雑な思いがある)

 入隊してきた息子を,一人前に鍛えたいが,素直にそれを出せない父親。息子の跡を追ってきた母親。
夫婦間の葛藤。母親離れしていく息子。三者の関係に胸を痛める上司(シェリダン将軍)。最後は、息子
の晴れの舞台でハッピーエンド。

 3部作の中では,一番好きな作品です。
 
[2002年4月26日 2時1分20秒]

お名前: はせべひろし   
ヨーク大佐夫婦の前で騎兵隊合唱団が「I’ll take you home again 
Kathleen」を歌う場面。「私が選んだのじゃない」とウェインがいうと、「そうだったら
うれしかったのに」とオハラが答える。子供のときには、なんともないシーンが、中年、熟年になって、
たまらなく好きなシーンになりました。ずっと、この歌はアメリカ民謡だと思っていましたが、昨年ア
イルランド旅行をするにあたって、事前に「マイケル・コリンズ」など、アイルランド関係の映画を見
た結果、これがアイルランドの有名な歌だと知りました。キラーニーのインフォの売店で、この歌の入
っているCDかテープはないかと尋ねたら、大抵のものには収録されているとの返事。事実、これと、
第七騎兵隊の隊歌だと思っていた、「聖パトリック・デイ」は、どんなものにも収録されていました。
これらの曲をずっと聞きながら、旅行しましたが、それは本当に、西部劇の魂のふるさとを巡っている
気分でした。「静かなる男」のロケ地コングでは、ウェインやオハラもロケ中滞在したアッシュフォー
ド・キャッスル・ホテルに泊まりましたが、一泊だけは、「イニスフリー・ハウス」という名前が気に
入って、その名のB&Bにしました。おかみさんの名がKathleen.別れ際、彼女が「私も、そ
のうち日本へ行きたい」と言ったので、ここぞとばかり、「I’ll take you to
Japan,Kathleen」と節をつけて言ってやりました。彼女の驚き、かつ笑ったこと。 

 
[2001年6月7日 15時44分38秒]

お名前: カグラ   
この映画が「捜索者」でJハンターの恋のライバルになるテキサスレンジャーを演じていたケン・カーティスのフォード映画のデビュー作だったのですね。この映画のビデオを観た直後ハリー・ケリーJRの著書でそこらの経緯がわかりました。「捜索者」で彼がやたらと歌っていたことも(彼はもともとバリトン歌手でこれが縁でフォードの娘と結婚)。その後「アラモ」では歌なしで、ローレンス・ハーベイの義弟の将校を熱演していました。
[2001年1月17日 17時33分8秒]

お名前: 終戦っ子   
ちょっと勘ちがいをしたようなので、訂正します。リオ・グランデでジョン・ウェインの役
は、ヨーク軍曹でなく、ヨーク「大佐」でした。中隊長か連隊長の階級ですから、大佐くら
いが順当です。軍曹はビクター・マクラグレンの役でした。

フォード映画では、ほろ馬車も、騎兵もインディアンも全力疾走するので、思わず引きこまれ
ます。インディアンも本物です。
[2000年12月29日 16時21分15秒]

お名前: 終戦っ子   
グリーンベイさん、「リオグランデの砦」をビデオで見ましたよ。
ベン・ジョンソンとハリー・ケリー・ジュニアが2頭の馬の上に立ち上がって、ローマ乗りをする
ところは、素晴らしい。ハリー・ケリー・ジュニアが「ジョンフォードの旗のもとに」という本
の中でこの曲乗りの練習をしたことを書いていますが、(お読みになったかもしれませんが)画面ではやすやすとやっているようですが、できるようになるまでが大変だったらしいです。全力疾走さ
せたほうが馬の背が安定して、立てるそうですね。

ヨーク軍曹というのはメキシコ国境を越えてアパッチを追撃した、実在の人物なんでしょうか。
チャールトン・ヘストン主演で主人公の名前をそのまま題名にした映画もあったように思います。

ベン・ジョンソンとハリー・ケリー・ジュニアと ビクター・マグラグレンのでるところはよかった。
ジョンウェインの息子の役の俳優もよかった。ただモーリン・オハラとジョン・ウェインとの芝居は、 グリーンべイさんのおっしゃるあとの作品、静かなる男のほうがよくできているように、
思います。ワード・ボンドが出てくる方がしまるのかもしれません。

ゲリラ掃討は聖域をつくるとだめなんで、ベトナム戦争でもカンボジアに侵攻して、補給ルートを
断たざるをえなくなりました。チャールトン・ヘストン主演の映画は カンボジア侵攻の時期に作ら
れたのかもしれません。「リオグランデの砦」はもっと牧歌的でした。男性コーラスが流れます
から。
[2000年12月28日 1時29分55秒]

お名前: グリーンベイ   
フオードの騎兵隊三部作の最後の作品です。「リオグランデの砦」の見せ場は、いかにもフオード作品らしくモニユメント・ブアレーで展開されるインデアンとの戦いであるが、一方、この作品は親子の家庭劇の
側面を持っています。また夫人(モーリン・オハラ)の親戚のの所有地に火をつけた軍曹の見つけると
「放火魔」と罵る。この飲んべいの軍曹はビクター・マグラグレンの役どころ、前作「黄色いリボン」でも
見られる人間性あふれるユーモアがこの作品にも、随所に流れています。デユークとオハラのハリウッド・
カップルは、その後「静かなる男」で再登場します。
[2000年11月28日 13時29分47秒]

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