★北ネパールのドルポ地方、この地に住む山の民は食料となる麦を岩塩と交換するためヤク(運搬用牛)と共に5000メートルの峠を越えてゆく隊商(キャラバン)を代々行ってきた。その隊商を率いる若者カルマと村の長老ティンレの確執。やがて伝説の長老となる孫パサンとその母ペマ。そして長老の次男のラマ僧ノルブ、それぞれの思いを胸に隊商は壮大にして過酷なヒマラヤの高地を進んでゆく。
★とにかくシネラマ画面一杯に広がるヒマラヤの雄大な景色が素晴らしい。是非、映画館の大きな画面で見てほしい作品です。監督は「セブン・イヤーズ・イン・チベット」のヒマラヤ・ユニット・ディレクター、エリック・ヴァリ。母親ペマ役のラプカ・ツァムチョエも「セブン・イヤーズ・イン・チベット」に服を仕立てる娘役で出ていた。 |