尾瀬



2002年7月27日 4度目の尾瀬に出向いた。
今回は、福島側の沼山峠休憩所から沼山峠を抜けて尾瀬に入るコースで、尾瀬へのルートで一番短いコースであり、30分で尾瀬の入口に、更に30分ほどで尾瀬沼に行くことが可能だ。

沼山休憩所までは、御池からシャトルバスで20分くらいで、9時頃で遅くとも、20分おきに出している様である。また、20分経たなくとも、満員になり次第出発する。(5月〜8月は、5時半から、9月〜10月は、6時半から運行している)
バス代は、往復で1060円であるが、今年からなのか地図では無料となっていた御池の駐車場は1000円の有料だった。
キリンテなどからのバスもあるのだが、便数が少なく、帰りのバスの時間を気にすることがない分車での利用の価値はあると思う。
バスの時間を気にしないというのは、最終バスまでにと言うことで、沼山休憩所からは、17時が最終である。これに乗遅れると、御池までは2時間半くらいかかるようだ。 バスでも20分くらいかかったような気がする。
話ついでであるが、この間の道は、狭くバスのすれ違いもままなならない、無線でお互い譲る場所をやりとりしていた。

今年のこの時期は、少し遅いぐらいであるが、大江湿原のニッコウキスゲの群生は、見事であった。
その他、ヤナギラン、ノアザミコオニユリオオバギボウシシモツケなど花々が美しく、1時間程でこれらに出会えるのは全く持って素晴らし。
人の数もまた多いが、今回思ったのが、午前の早い時間帯よりも、最終バス付近に戻る計画を立てればシーズン中でもそれほど人の多さに煩わしさを感じることはない。帰り際15:00以降は大江湿原でも人気はかなり引いた。
それに、午前中の薄曇のフラット光と午後以降の澄切った青空とそれぞれの風景を写真に納めることが出来たのは、とても幸運だった。
やはり尾瀬に泊って、夜明け直後と日の入りの風景も撮りたい。(シーズン中の山小屋は劇混みだろうからテントが良いな でも重いよな〜)
今回の撮影機材は、A20のコンパクトデジカメとCONTAX G1であり、あまりの綺麗さにデジカメでは、ほとんど撮っていないのだ。主に使用したレンズは、21mmと45mm、フィルムは、SINBIとACROSで3本ほど消費した。これらは、現像上がり次第アップする予定

尾瀬の撮影には、広角と標準レンズがあればほとんど事足りる、三脚、望遠レンズは、泊りがけで行かないのであれば単なるお荷物でしかないだろう。マクロレンズもあれば少しは使うかもしてないけど、あえてマクロ的な写し方をするよりもそこに咲いていると言った風景を生かして花を撮る方が、その土地が生きて私は好きだ。 図鑑的な撮影や管理された植物園などは、この限りではないが

前日、キリンテキャンプ場に泊ったのだけど、ここのおばちゃんがとても良い人だった。 このキャンプ場は、夜遅く来てもテントが張れるため、朝に料金を払った。あまりにも居心地が良かったので、もう1泊した。
トイレも水洗になっているし、温泉は、アルザがあるし絶好のロケーションだ。 朝方、尾瀬へ向う観光バス群がうるさいが、夜の暗さも格別で久しぶりに天の川を目にすることも出来た。
夏のキャンプなのだが、やはり長袖のシャツは必要だ。最近直火出来るキャンプ場は皆無なので、七輪など炭火を起せる、道具がほしい。

檜枝岐で、後もう一つ新しい物が誕生した、7月16日からオープンしたミニ尾瀬公園にある山岳写真家で有名な白籏史朗さんの写真館だ。
この写真館は、白籏さんが尾瀬を舞台に撮りためた写真の数々を40点ほど展示してあり、是非訪れていただきたい。 すばらしい写真の数々にまた尾瀬に足を運びたくなるだろう。
ちなみにここは、ミニ尾瀬と名乗っていることからも、移植栽培されたと思われる花が区画整理されて尾瀬を模擬している、しかし、これはいただけないね。ここまで出来たからには、本物の尾瀬に行かないでどうするの?と言いたい。

で、しかしだ やっぱり尾瀬って良いね この次の日は、3つの湿原をはしごした、これについてはまた別の機会に