CONTAX G1



<< CONTAX G1 + Biogon 21mm >>
この写真は、CANON A20のデジタル画像をphotoshopにて加工

CONTAX G1は、色々と癖が強く賛否両論であるが、私は好んで使用している。 なんと言ってもこの2年間で消費したフィルムの数は、G1が圧倒的に多い。
この理由は、なんと言ってもその手軽さと優秀な描写にある。
名門ツアイスのレンズ群は、G1ボディとともにとてもコストパフォーマンスに優れた名機である。
今巷ではフォクトレンダーの名のコシナ社のレンジファインダ機が、とても元気で人気もあるが、その理由の一つは、一眼レフに比べてとてもコンパクトであり、威圧感が少なく、気楽に持っていけ、おしゃれなことであろう。
当然フォクトレンダやその王様であるライカなどには、操る楽しみが加わるのだけれど、ことさら速写性においては、このCONTAX Gシリーズには、敵わないだろう。
王様のライカ様は、今年、AEを採用したM7を発売しているのであるが、ご存じの通、Gシリーズは、これに加えてAF、ワインダーも装備されているのだ。操る楽しみを味わいたいのであれば、M6以前の機種やフォクトレンダを選ぶべきで、簡便さを求めるのであれば、此のGシリーズが一番理想では、なかろうか?

私が、所有しているレンズは、21mm,28mm,35mm,45mm,90mmであり、最近は、21mmがお気に入りで、依然は、28mmであったが、めっきり使用頻度が落ちた。(つい最近35mmを追加 余り評判は、良くないがモノクロポートレートには合いそうだ)
レンズは、どれもすばらしくそれぞれに味わいがある。 私なりに簡単に特徴を述べると、21mmは、あっさり目であるが、繊細で階調性に優れている。28mmは、カリカリに解像度重視でコントラストも高い。45mmは、解像度が高いながらも柔らかい描写をしている。90mmは、う〜ん あまり使っていないので何とも言えないが、むずかしいレンズだ。
と言うのも、G1の悪評がAFの精度にあり、特に90mmとの相性が良くないとされている。
私自身、慎重に距離計の数値を目測と比較するのであるが、90mmでは速写性はないに等しい。但し慣れると問題ないレベル。

G2とG1では、中古価格でも2倍以上の価格差があり、G1は、3万円を切る値段であり、はっきり言って過小評価されている。
AF、AE、ワインダ、ズームファインダにチタンボディととても3万円で買えるカメラではないと思う。 チタン外装が3万は、かわいそうである。
G2に比べ軽量で小さいのも好みである。

最近モノクロを撮るようになって、もう一台G1ボディを手に入れたいと思っているが、Gシリーズのレンズは、コントラストが強くモノクロよりもカラー特にポジフィルムが似合っているのかもしれない。
最近、PENTAX SPのM42レンズを使っていて、このように感じた。