EOS 10D


何だかんだいって結局、あこがれで購入したLEICA M3が、使用頻度が極端に少なくなってしましました。
この理由は、グッタペルカの交換時で、ピカピカになったM3が使い難くなった。
代替え機として購入したBESSA R2が、予想以上に使いやすく現行機であるためガシガシ使用できる。

で、化けたのが10Dでした。
巷ではいろんな評価がされているが、小生がD30から10Dに移行して感じたことは、以下の通り
  • カメラとしての基本性能が大きくアップした。(特にAFのスピードとシャッター感触)
  • 画質は、よく言えば自然な写りで、悪く言えばあっさりした物となり、D30の時のような濃厚な絵が出ない。 (コントラスト強、濃さ強にしても これが私の標準設定)
  • ISO100では、D30よりノイズっぽいが、ISO400までほとんど見栄え無く常用出来る。(ISO400を有効に使用しよう)
  • 標準測光が、D30と比較し、2/3段〜1段くらい明るく描写される。(これが一番の難点である。 とりあえず部分測光で-2/3段が、基準露出としている)
  • 10DのRAWデータから+1.5EVまできれいに増感可能(ISO100時の増感は、ほとんど判別不能) 下の絵
  • JPGデータの場合連続20カット撮影できたD30と比較し9カットと少なくなった。(余りこのような使い方はしないが)
  • 600万画素になってぶれぼけが目立つようになった(当たり前であるが、ISO400にするか三脚を使用して、レリーズケーブルを利用しよう)
  • RAWデータの現像にとても時間がかかる(celeron800MHzで1枚約一分 D30と比較し3倍以上 気長に待つか、ほったらかしにしよう)
  • WBにケルビン指定が可能となってイメージ通りの色が出力出来る。(作例
最初は、思ったよりも満足な絵が得られなかったが、それはすべて測光特性の影響であり、D30の使用者なら-2/3EV常時オフセットさせると満足出来ると思う。
このオフセット機能って銀塩では、フィルム感度を変えると簡単に出来るのだけどデジカメでは、映像素子そのものの感度が変わってしまうので、いつも補正した測光状態を見ることになる。
こればかりは、何とかならない物だろうか? 精神衛生上良くない。

デジカメでは、オーバーで飛ばすのが厳禁なのだから、今更測光特性を変えないで欲しかった。
オーバー気味にしたければ下の作例の様に悪条件出なければ、+1.5EV増感しても全く荒れが見られないのだから それよりもぶれがぼけの方が、救えないことを肝に命じよう。
EF100mm F2.8 1/125 -0..5EV ISO 100 RAW
EF100mm F2.8 1/125 -0..5EV ISO 100 RAW
+1.5EV 現像