6/2 「赤石と三ノ岳(下見)」 2名
6月2日、当会員でもある「あけぼの会」代表柴田継男氏の案内で、赤石山恩徳庵跡と三ノ岳を訪ねました。
当日は好天で、初夏の新緑がまぶしいほどでした。
石鳥谷集落は、三ノ岳の山麓にあり、石鳥谷城(館)跡は石鳥谷集落のすぐ上方にあります。
その石鳥谷城跡の北側に元赤石山恩徳庵があったとされています。
赤石山恩徳庵跡は現在、スギ・カラマツの造林地になっていましたが、周囲の環境から当時が偲ばれました。
珍しい石「赤い石」はその昔、三ノ岳の山麓一帯に産出していたので、それに因んで「赤石山」と称したものと思われます。
三ノ岳へは急峻な林道を四輪駆動車で進み、徒歩10分ほどで頂上へ着きました。歩道はなく、柴藪を人が歩けるほどに切り開いただけでした(昔の登山道は、藪になって歩けないとのことです)。
山頂のすぐ近くに直径10mほどの窪みがあったが、現在は乾いていました。ここには何年か前までは、水が溜まっていたりして、水生植物が生えていたと云います。
山頂は木立に囲まれ、若葉のために視界が遮られ、向かいの五ノ宮嶽辺りがわずかに見られる程度でした。
小学生のときに、遠足で登山したことが懐かしく思い出されました。
三ノ岳の山頂のすぐ側の大岩の根元に、ご祭神が「太平山」と伝えられる祠がありました。
山頂から少し下ると、視界が開けて花輪の市街を見下ろすことが出来ました。(桜田守宏記)
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