鹿角の郷(秋田県鹿角市・小坂町)には、遠い昔、縄文時代の頃に作られたとされる土器類が 、国特別史跡「大湯環状列石」の周辺をはじめ、いたるところに、たくさん出土しています。 近代になって、大正年代には鹿角市十和田毛馬内で毛馬内焼、昭和の初めには同市十 和田大湯で大湯焼、その後昭和二十年代には同市花輪で鹿角(花輪)焼などのやきもの が焼かれたとされています。 このような歴史的な背景があるのでしょうか、地域のあちこちでは現在、やきもの作 りが盛んになってきました。 やきものは、個人で、又はグループで作られたり、児童生徒をはじめ、OLや主婦、 いわゆるシルバーの方々も作っております。 なかには独力で創意工夫された優秀な作品も、生まれてきています。 楽しみながら作ったり、時間を有意義にすごそうとして作ったり、全くの趣味で作っ たり、また、作品も多種多様です。 各地域の公民館が主催する芸術文化祭などには、温もりのある「手作りのやきもの作 品」がたくさん展示され、地域の人々から好評を得ております。 観光みやげ品売場では、このような人々が丹精こめて作った、いろいろなやきものも 売られております。 このことからから、やきもの作り(陶芸)の楽しさについて、これを広く普及し、も って地域(鹿角の郷=鹿角市・小坂町)のために貢献することを目的とする、「鹿角陶芸 普及協会」を設立することしました。 |
田山真悦 二層透かし陶芸社「真悦庵」 富谷秀之 有限会社「古代陶芸社」常務取締役 桜田守宏 松舘天神焼研究室「陶阜廊」 |
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