GLNからこんにちは「パソコン入門」

誰にでも出来る

△高齢者ほどパソコンに慣れやすい
 パソコン操作は老若男女、誰にでも出来る。
 パソコン本体のプログラム(単発プログラムの複合体としてのソフトも)はパソコンメーカーの設計思想に、 私共操作者使用者(ユーザー)はプログラムの指示命令(プログラム技術者の思いや願い)に、 それぞれ絶対的に従わなければならない。先入観を持っていてはならない。
 
 その点、人は高齢者になると、人格が円くなるなると云うか、自己のかたくなな先入観に対しても 柔軟に対応して、老後の生活を無難に生きようとする気運になる。従って、高齢者はパソコンに 向いていると思われる……。
 
△誰にでも出来るパソコン
 私共の動作 − いわゆる「仕事」の基本は、「始めたら → 終る」にある。
 つまり、「開けたら → 閉める」、「立ったら → 坐る」、「坐ったら → 立つ」にある。
 
 パソコンもこの基本、即ち「スイッチを入れたら → スイッチを切る」から始めよう。
 正常にスイッチを切れるようになれば合格である。 決して強制的に電源を切ってはならない。 何故なら、いきなり断電してしまうと、作動中のソフトや処理中の情報が収束しないままになるので、 パソコン内に混乱を生じ、折角入力した大事なデータが失われる恐れがあるから……。
 
 次は、自分の名前をパソコンの画面に表示してみよう。現住所や本籍、生年月日も画面に表示してみよう。
 決して、他人の名前まで入力しないように……。 何故なら、そのような余分なことが出来る余裕があるのなら、もう一度、「正常」にスイッチを切ってみよう。 何回も、何度も、「スイッチを入れたら → 自分の名前を画面に表示させ → スイッチを切る」を体得しよう。
 
@「スイッチを入れる」とは、パソコンのスイッチ・ボタンを強制的に押すことである。
A「自分の名前を画面に表示させる」とは、ワープロ・ソフト(カナ漢字変換)を起動(運転)しながら、 キーボード(鍵盤)の任意の文字を指で打って(押して)パソコンに入力し、パソコンにカナ漢字変換を命令して 画面でそれを確認することである。
B満足に自分の名前が画面に表示出来たら、それで今回の「課題」を目出度く修了したことになるので、 次は、パソコンの画面の端に表示してある「スタート」ボタンにカーソルを移動させてクリック、 続いて「終了」→「電源を切る」の命令をする。 すると、パソコンは、(処理を収束し)自ら電源を切るのである。
 
△手を抜いてはいけない
 「ほぼ九分どおり出来た。あとは誰かがやってくれるだろう……」 「この場面での操作は前回やった。今回は、これをすっ飛ばして、次のことからやろう……」 など、絶対に手を抜いてはならない。最後の、「スイッチを切る」の命令までを自分でやり、 パソコンの電源が切れるのを見届けなければならない。 パソコンは生き物 − 狩猟鳥獣 − である。 マタギ(狩人)は、決して獲物を生殺しにはしないものだ、と。

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