GLN「北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群」世界遺産登録推進

石(組み石)へのこだわり

<未定稿>
 伊勢堂岱遺跡の組み石について、石の種類は15種類で、近くを流れる川の石を採取したものとされている。
 大湯環状列石の組み石七千余個の95%が石英閃緑ひん岩だとされている。
石英閃緑ひん岩

 何故、石英閃緑ひん岩かと云うと、
@地名「万座」のすぐ近く、大川原集落付近の大湯川の川原には、沢山の石英閃緑ひん岩が流れ着いている。
大湯川大川原(推定位置→GeoHack)
Aこの岩石は、緻密で硬く、建物の土台、石垣などの積み石として多用されている。また、置物や庭石などにも適している。

 鹿角の地域には、大湯環状列石以外にも沢山の環状列石が確認されている。
 それぞれの現地は、リンゴ園であったり、野菜などの畑地であったり、スギ人工林などであったり、と利用されている。
 その際、耕起の支障になるとの理由で、組み石を掘り起こし、自宅の土台・河川の石垣などに利用したり、又は畑の隅に積み上げたりした。

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