△鏡 goo辞書によると、 (1)光の反射を利用して形・姿を映して見る道具。古くは銅合金など金属を用いたが、 現在は、ガラス板の裏面に銀鍍金(めつき)をして作る。古来霊的なものとみなされ、 神社の神体とし、荘厳具や魔除けの具とされる。また、婦女の魂として尊重する 風があった。 (2)……。 とある。 △鏡 大字典(昭和四十年普及新装版)によると、 カガミ(名)、アキラカ、察ス。 名乗:アキ、トシ、ミ、アキラ。 漢:ケイ、呉:キヤウ。 字源:形声。影をうつすカガミ。もと金にて作りし故に金扁。竟は音符。 同訓異義:カガミの義、鑑・鏡の別。正字通を按ずるに鏡与鑑古分今通とあり。 東涯曰く鑑はもと盤鑑のこと。其能く物を照すよりカンガミルといふ義出でたり。 之よりカガミの義となす。其後鏡の字出来て定りてカガミの字とす。夫故後世は 鏡鑑通用す。古雅には鑑を用ひ、雅俗通用には鏡字を用ふ。 鏡はカガミの義のみに用ひ、テラス・カンガミルの義に用ひられず。 鏡湖・鑑石と書けばカンガミル湖・カンガミル石といふ義となる。 では「鑑」とは、同じく大字典によると、 字源:形声。説文に大盆也、一曰鑑諸可以取明水於月と注す。 金属性の大盆にて古昔月光を映して其より明水を取りしといふ。故に金扁。 転じてカガミの義。監は音符。……。 |