梅雨の季節から真夏にかけては、いろいろな病虫害が発生し、稲の生育に
大きな影響を与える。そこで行われるのが、稲の害虫を追い払う「虫送り」
である。 ここ松館の虫送りは、上ミは、交通信号のある今の石鳥谷の交差点辺りから、 下タ通りを通って、下モは尾去平の庚申塚辺りまで、青年会が先頭になって、 子供たちも一緒に練り歩く。 青年会員は、大太鼓を打ち鳴らし、上ミの黒沢川(下タ川。シタカとも)の 川縁の生えている柳の若枝を採って、各自思い思いに振り回して歩くのであった。 唱え文句があったか、なかったか?……。 |
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