「松館今昔:菅原神社のこと」

例祭の流れ

 さて、ここで、菅原神社の例祭(春祭り)の流れを記してみたい。
 各神社では、毎年例祭を執行することとされており、ここ松館の菅原神社では、 四月二十五日を例祭日(春祭り)としている。
 秋祭りは十月二十五日に行われ、このときは権現舞のみが奉納される。
 
@例祭日(四月二十五日)の数週間前から、松館天満宮舞楽保存会による 奉納神楽「松館天満宮三台山獅子大権現舞」の練習が始まる。
A例祭日の数日前の早朝、氏子(自治会員全員)による神社や参道の清掃作業がある。
B例祭日前日の夕刻、宮司宅で宵宮祭が執り行われる。宵宮祭は本来は神社本殿に おいて執り行うものであるが、この時期は農繁期ゆえ時間的余裕がきついため、 やむなく宮司宅において執り行っている。
C各鳥居などの注連縄作りは老人クラブ、幟旗立ては青年会、 臨時の発電・照明・マイクなどは消防団が担当する。
D神饌(十台分)は、自治会の各班長がくじ引きにて、それぞれ私費で調達する。
Eお湯立て神事の祭場は、毎年持ち回りで、班(班員全員)が担当する。
F例祭日当日午前九時、祭員など関係者は宮司宅へ参集する。必要により、 抹茶を呈する。
G同十時、本殿へ参進する。
H本殿にて、例祭祭式を執り行う。引き続き境内で、お湯立て神事など 「松館天満宮三台山獅子大権現舞」が奉納される。
I神社での神事が滞りなく終わると、宮司宅へ退下する。
J宮司宅で、納めの権現舞を奉納する。
K直会(なおらい)をして打ち上げる。

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