平成23年度 全老連「「活動賞」ボランティア活動部門 活動の概要 市町村老連名 鹿角市老人クラブ連合会 クラブ名 松館老人クラブ 会員数 98名(男 35名、女63名) 代表者名 桜田守宏(72歳 男) 結成地区 秋田県鹿角市 八幡平松館地区 結成年 1962年10月 組織 1 松館老人クラブの下部組織「松館天神様のサクラを守る会(松舘天神会)」 会長佐藤清治(前松館老人クラブ会長) 副会長桜田守宏(現松館老人クラブ会長) 総務会計戸舘昌則(現松館老人クラブ会計長) 2 事務局体制 松館老人クラブと同じ 活動部門の内容 1 取り組み状況 今から45年ほど前、産土神社である菅原神社の近く、特産品「松館しぼり大根」の栽培地に隣接するグラウンド周辺に、老人クラブの先輩たちが、ソメイヨシノや八重桜などを植えて、花見をしてきたが、最近になってサクラが天狗巣病に侵されてきた。 平成20年2月11日、松館老人クラブの独自活動として「松館天神様のサクラを守る会(松舘天神会)」を組織した。この松舘天神会は、松館老人クラブ会員全員の総意により結成され、菅原神社周辺のサクラを保護育成することを目的とするものである。 そしていよいよ同21年3月、天狗巣病に侵されたソメイヨシノの古木の枝葉除去、防腐剤塗布などを実施した。その後、「秋田県水とみどりの森づくり税」補助対象事業としての性格から、副会長に松館集落自治会長を迎えるなど発展的に組織の強化拡大を期したが、実際の活動はあくまでも松館老人クラブの会員である。病弱な会員は別として、老若男女の会員は総出で、この活動に参加し従事している。 同年秋には、樹木医や秋田県担当者などの助言を得ながら、再度ソメイヨシノの天狗巣病防除と防腐剤塗布のほか、新たにグラウンド周辺を刈り払い整地し、「鹿角市の木」ベニヤマザクラや八重桜、菅原神社のご祭神菅原道真公縁りの梅、ツツジ類・カエデ類など200本ほどを植栽した。 同22年4月には、罹病枝葉の焼却、動力による薬剤散布、植栽木雪圧起こしや補植手入れ、6月には雑草下刈りのほか、グラウンド整備や観覧席の改修などの奉仕活動も実施した。 この活動は、秋田県の景観モデル事業に認定され、東屋などを建設した。 この事業では、子どもたちとのふれあいを増進することをも目的としているため、次のとおり「子どものつどい」を実施した。 即ち、@同年7月25日には、十和田八幡平国立公園八幡平地区の大沼において植生観察した。 A同月31日には、松館集落内菅原神社参道での植生観察や歴史文化の学習、七夕燈籠作りを実施した。またワークショップでは、松館自治会のグラウンドの呼称を「松館天神グラウンド」と命名することとした。 B10月24日の産土神菅原神社秋期例祭には、景観モデル事業の説明、サクラなど植栽木の雪囲い、特産品「松館しぼり大根(ツケナの根系)」栽培地の視察、例祭祭式参加と秋田県指定無形民俗文化財「松館天満宮三台山獅子大権現舞」の観賞をした。 昼食時には、郷土料理「きりたんぽ鍋」と蕎麦づくりの手伝いをし、直会(会食)には、子ども会・老人クラブ・自治会・神楽関係者など100名ほど参加した。 会食後は、同じく「花輪ばやし」の三味線による模範演奏観賞、自治会役員を含めた「松館を活性化する」ことなどのワークショップを実施した(以上、子どものつどい関連)。 同23年5月31日、桜園地に手作りの縁台(ベンチ)5個の設置、樹木の雪圧起こし、園地の雑草刈り払い、ウメなどの植付準備を実施した。午後からは、昼食を兼ねて「友愛活動」としての懇親会(花見)をした。 同年6月5日、松館天神グラウンドにおいて、松館青年会主催による、毎年恒例の松館地区大運動会の開会に先立ち、午前8時から、グラウンドの桜園地において、「子どものつどい」を催し、松館老人クラブと松館子ども会により、ウメ20本、ツツジ50本を植栽した。 なお、今秋までには、案内標識板の建設、及び園地の縁辺にスイセンなどの草花を植栽する予定である。 松館天神グラウンド見取図 平成21年3月9日、罹病枝葉切除 平成21年11月15日、ベニヤマザクラやツツジ類の苗木 平成22年4月13日、罹病枝葉焼却 平成22年4月13日、薬剤散布 平成23年5月7日、よみがえったソメイヨシノ 平成23年5月7日、花見 平成22年10月24日、東屋披露 平成22年10月24日、雪囲いをする子どもたち 平成22年10月24日、松館しぼり大根栽培地視察 平成22年10月24日、秋祭りに参加 平成23年5月31日、ベンチ(縁台)づくり 平成23年6月5日、梅を植える子どもたち インターネット検索キーワード「松館老人クラブ」 |