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△趣旨 ・「第五次鹿角市総合計画後期基本計画」の観光振興施策においては、「活力ある 観光事業と魅力ある観光地の形成」を目指して、「観光受入体制の整備」 「観光資源の掘り起こし」「観光ルートの設定」「参加型･体験型のメニューづくり」 などの施策が掲げられており、観光振興による地域活性化の方向が示されている。 ・一方、当NPO（関善賑わい屋敷）はこれまで、国の登録有形文化財「旧関善酒店」 を拠点として、建物見学や飲食提供、コンサートや講座などを自主事業として実施して、 市の観光振興施策の一翼を担ってきた。 ・今回の支援事業において、市の観光施策との連携を一層強化しつつ、更に一歩進めて、 観光視点から考える商店街活性化を目指し、当NPOのこれまでの活動をさらに発展させて、 まちなかの歴史資源や商店街の個店との連携を強めた各種事業を展開することで、 「まちなか観光」による商店街の活性化を目指す。 ・また、こうした活動を通じて、行政との「共動」の視点に立った市民主体のまちづくり 事業推進体制の整備を目指す。 ・さらに、まちなか観光の拠点となる関善を、継続的に保全･活用していくために 不可欠となる施設整備の基盤整備を行う。 ①まちなか観光マップの作成並びに周知宣伝の実施 ・花輪の歴史を形作った、大堰や井戸、神社仏閣、更には中心商店街の観光施設や飲食店･ 特徴ある商店などを紹介するマップを作成する。 ・地域の方々の協力を得て、イワレや伝説、先人の紀行文などを紹介しながら、 ウォークラリーなども活用できるマップを作成することにより、既に設置されている レンタルサイクルの活用等にも寄与することを目指す。 ・登録有形文化財である「旧関善酒店」のパンフレットを増作成して北東北の道の駅 などに設置するとともに、観光エージェントを通し誘客ツールとして利用する。 ②商店街への観光客誘導サインの設置 ・登録有形文化財を前面に出し、主要幹線ルートや観光施設から、まちなかへ観光客を 誘導サインを作成する。 ・花輪朝市や花輪ばやしなどのイベント時に設置する可動型の簡易なサインとし、 施設や店舗の協力を得て設置する。 ③ものづくり交流体験の実施と関善関連グッツの開発など ・「参加型･体験型メニューづくり」の一環として、関善見学の団体客を対象とした 「ものづくり交流体験」を開催する。（例：焼き物絵付け体験、囲炉裏で きりたんぽづくり体験、豆腐づくり体験） ・また、市民を対象としてランプシェードづくりの講習会を行うとともに、作品の 展示会や販売を実施する。 ・鹿角観光PRを進めるため、主に関善を訪れる観光客を対象とした、花輪の資源を モチーフにした観光客みやげ品（関善関連グッズ）を開発するほか、販売品の 充実を図る。 ④市外団体とのまちづくり交流の実施 ・まちづくり活動を行う市外の団体との交流イベントを開催する。 今年度の交流イベントはこれから集う「花輪まちづかいサポーター」により企画し、 鹿角市内の郷土芸能とのジョイント公演を実施し、花輪定期市場地域を主体とした 商店街の賑わいを演出するほか、景観まちづくりに関する交流会を行う。 ⑤市民参加による中心商店街への観光客受入体制の整備 ・①～④を実施するため、一斑市民や関係団体構成員などよる「花輪まちづかい サポーター」を公募組織する。 ・サポーターが主体となって、 a)資源発見のための「まち歩きワークショップ」 b)マップやデザイン作成と設置･配付 c)成果発表のための「歴史素材を活用したまちづくりフォーラム」 などを実施する。 ・また、市民巻き込み型の事業実施を図るために、今後の継続推進に必要な「花輪 まるごと景観活用推進チーム（仮称）」けなどの組織づくりを目指す。 ⑥観光交流拠点の基盤整備 ・登録有形文化財を災害から守り、観光拠点として活用するため、施設設備基盤 を図る。この一環として、法律が定める必要最低限の消火設備である「簡易放水設備」 を設置する。 ・まちなか観光資源の掘り起こしによって、まちの新しい魅力を創り出すことが出来、 商店街活性化の一翼を担うことができる。 ・まちなか観光資源のネットワーク形成により、観光施設から商店街への効果的な誘導 を図ることが出来る。 ・事業への市民参画を促すことにより、市民が一体となった実施体制を整備することが 出来る。 |
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