鹿友会のこと
「はじめに」
 
 
△「鹿友会とは」その三 − 「鹿友会五十年史」創立当時
 
○賛成員ノ部
 石川儀平
 小笠原忠太郎
 小田島由義
 勝又平太郎
 笠原秀夫
 川口理仲太
 吉田清兵衛
 田村又右衛門
 根本五郎
 奈良金太郎
 奈良正敬
 内田慎吾
 大里壽
 大里巳代吉
 折戸亀太郎
 山本幸蔵
 佐藤要之助
 佐々木富八郎
 
 即ち創立当時の先輩学生は、この四年後の名簿に依れば、既にそれぞれ学校を卒業して、 各方面に就職してゐる。
 而してこゝに見逃すことの出来ないのは、当時の後進学生が先輩大里文五郎氏を中心として、 本郷元町の加藤といふ下宿屋に、一つのグループをなし、後に令弟武八郎氏が中心となって現出した、 丸山福山町時代の先蹤をなしてゐた事実である。
 これ等の篤学にして方正なる先輩巨頭の傘下に、郷里の父兄が安んじてその子弟を托したことは、 初期鹿友会時代の大なる特色の一つであって、頭を回らして洵に今昔の感に堪へないものがある。

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