鹿友会誌を紐とく
「第五冊(明治30.8)」
 
△月例会
 川村竹治氏、内藤虎次郎氏、大里武八郎氏等の功績大である。
 月例会の詳細が、単文ではあるが判る。
 即ち各月平均十数名の集まりではあるが、総会に至っては二十数名になり、この年、 明治三十年一月の第十総会は三十名の出席。
 会員動静も各個人の近況等を書き、情報公開二十数名。例えば、
 内藤虎次郎:同君は久しく大阪に在りて、新聞に従事せしが、昨年末に帰京し、近世 文学史論・諸葛武侯等の著あり。今年三月台湾日報の興るが、およびて招かれてその主筆 となり、業務に就くの後は、清国を漫遊して帰朝せられるべき予定なり。
 
△「学問の目的 川村竹治」
 学問の目的を論ず。
 
△明治三十年賛成員二十五名、正員九十一名(学生三十一名・就職(含軍人)四十一名・ 不明十九名)、在郷正員二十七名

[次へ進む]  [バック]  [前画面へ戻る]