鹿友会誌(抄)
「第二冊」
△日出山 壬辰正月御題 川口恒藏
足引の山の端を日の手力に 豊栄のほるそのとよさかを
○天長節 二十四年十一月三日作
霜月の 三日といふ日は 大君の みあれましけむ 日にこそと 聞けるものから 久 方の 空吹く風も 茜さす てる日の影も なにとなく かしこきろかも 尊ときろか も
○春柳
春雨のふるはそむるか青柳の 一と雨ごとに色まさる見ゆ
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