GLN「鹿角の温故知新への旅・鹿角先人列伝一覧」

町井正路について

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 農学関係からのご興味がある方が出てきたことは,町井氏も本業で研究される可能性が でてきてよかったのではないでしょうか。
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 Faustは今までにも町井氏はじめ,世界中の人々に深い人生観と,生きることの意味を 考えさせてくれた本だと思います。こうして「某様(桜田のこと)」も手にされ, 入力され,味読されていらっしゃる。まさに世界文学の面目躍如ではないでしょうか。 Faustがなぜ救済されるか,そもそもゲーテの考えている救済はいわゆる キリスト教的な教義の救済ではなく,もっと人間くさいものだと思います。 自分の人生に落とし前をつけることでもあったのでしょう。
 ゲーテはファウスト執筆に訳60年もの時間を費やしました。 彼の60年の結晶をそう易々と我々が理解したと豪語するのは作者に失礼だ と言うことはよくわかっております。
 でもゲーテがその時間をかけたように,読者もこの戯曲を時間をかけて 再読三読度に得られるもの,新たに発見できることがあるのです。 ゆえにファウストは多くの人々を惹きつける文学作品なのでしょう。
宮澤義臣

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