奈良時代の名僧行基が当地へ下って大日堂の尊像を作った……。 参考(出典):「鹿角のあゆみ」
奈良時代の名僧行基が当地へ下って大日堂の尊像を作った、という伝説がある。 小豆沢大日堂の「大日霊貴社略縁起」に、 「人皇四十四代元正天皇養老二年(中略)継体天皇の創建し給ひし大日神霊社 再興ありて両部の社堂に成され、東西南北大小竜神を勧請し天神地祇を奉り 音楽を拝奏し正しく養老の礼を行われ国家の御守宝たるべき尊像を彫刻して その鎮となすべき勅あり、高貴の名僧、二匠、音楽師等下向せしめられ尊像は 導師の任意たるべき旨勅諚あらせられたり名僧とは即ち行基菩薩なり」。 又「曲田慶吉、鹿角郷土誌」の付録年表に、 「伝説、第四五代、聖武天皇、神亀五年、行基菩薩下向して、小豆沢、長牛、 独鈷の三ケ所に阿弥陀三尊を刻す、柴内不動尊も刻す」 |