ＧＬＮ「鹿角の温故知新への旅･鹿角先人列伝一覧」

---

鎌田露山：鎌田倉蔵･鎌田倉藏

---

毛馬内の俳人。 参考（出典）：「十和田町の先輩」 　 　鎌田倉蔵は、明治二十四年三月六日安太郎の長男として毛馬内に生まれた。 蕗谷の分家筋で、俳号露山で知られている。毛馬内小学校卒業後、岩手県福岡中学校を経て、 東京獣医校を中退した。 　 　昭和六年ごろから十和田湖畔に住み、和井内養魚や観光に協力しながら、来湖する文人墨客と交わり、 常に句作に精進した。露山は、林大馬に師事して連句を修めたが、若年の頃から碧梧桐の新傾向俳句に親しみ、 さらに「ホトトギス」系に転じ、写生句を学びつつ連句に及び、浪漫的、美的連想俳句へと露山独特の 句風を打ちたてた。 　 　著書に句集「みづうみ」があるが、増田手古奈の序文の一節に、 「露山は十和田湖にこもり、十和田湖の句を作ることを楽しんだ。その俳人としての地位は、文豪大町桂月、 画聖島谷幡山に匹敵すべき存在である。句風堅実にして写生道に徹し、十和田湖の佳句が多い」と。 昭和三十四年十月有志によって錦木塚に露山句碑が建てられた 　　旅人に　はたおる虫や　姫の塚 　昭和四十一年十月二十一日心臓マヒのため七十五歳で急逝した。 ※お願い：リンク先から戻るときは、ブラウザの「戻る」ボタンをクリックして下さい。 錦木塚の句碑

---

［バック］ 　［前画面へ戻る］