渡部家「史料館」
 
国登録有形文化財「渡部家住宅」
 主屋・土蔵・門 一件(三箇所)
(1) 登録年月日 平成十八年三月二十七日
(2) 所在地 秋田県鹿角市八幡平字石鳥谷六三
(3) 所有者 個人所有
 
  • 主屋

  • (1) 構造・形式等 木造二階建、茅葺(鉄板仮葺)、寄棟造、建築面積三七八平方メートル
    (2) 年代 明治二十四年(一八九一)〔所蔵資料〕
    (3) 登録基準 二(造形の規範となっているもの)
    (4) 説明
     渡部家は、花輪代官所の役人を勤めた在郷武士の家系をひく旧家である。
     中世城館である石鳥谷館跡に位置する渡部家住宅は、その規模の大きさと上質な用材 や造作に特色があり、特に、来賓用の小座敷や、坪庭を挟んで対をなす二四畳半敷きの 大座敷には、槐(エンジュ)や桐がふんだんに用いられている。
     また、当家の記録から上棟年と大工棟梁浅利重吉が判明している。
     
  • 土蔵

  • (1) 構造・形式等 土蔵造二階建、鉄板葺、切妻造、建築面積一二四平方メートル
    (2) 年代 明治三十五年(一九〇二)〔所蔵資料〕
    (3) 登録基準 一(国土の歴史景観に寄与しているもの)
    (4) 説明
     主屋の北東に位置する、桁行八間(約一五・三メートル)、梁間四間(約七・七メート ル)の中規模の米蔵で、斗代蔵(とだいぐら)とよばれている。主屋と同じ大工棟梁に よって建設されたことがわかっており、外壁などは鉄板で覆われているが、内部はほぼ 建築当初のままである。
     

  • (1) 構造・形式等 木造、鉄板葺、間口四・七メートル
    (2) 年代 江戸末期
    (3) 登録基準 一(国土の歴史景観に寄与しているもの)
    (4) 説明
     主屋の南側正面に建つ木造薬医門(やくいもん)で、鉄板葺(当初は柾葺)の切妻屋 根を架けている。手前に板壁を配し、扉を設けない開放的な門で、アプローチの石段と ともに屋敷地の表構えをつくる構成要素になっている。
     ※薬医門とは、本柱と控柱に切妻屋根を架けた門のこと、屋根の中心が柱の中間より 前に位置するため、本柱で加重を支える。
     
     ※平成18年7月19日、文化庁から鹿角市教育委員会を経由してプレートが交付された。

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