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［鹿角のわらべ歌］ |
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△からすととび 鴉ガァガァて かんざぶろう とんびァくまどの 鐘たたき 鐘なくて ちもどって 唐竹三本みつけて ざっくざっくと わったれば 赤いもめんが十二尋 白いもめんが十二尋 太郎坊に着せれば 次郎坊がうらみる 次郎坊に着せれば 太郎坊がうらみる 向かいのヨメコに着せて 花カンザシささせ 花帯させて 何処まで送った 仙台まで送った 仙台の和子（ﾜｺﾞ）は 何はいておどった 袴はいておどッた 袴の色は何色に染まッた 菊色に染まッた きく家（ｴ）でどんどこ しょってけっぱったば けつァどんとさげだ （伝承地 尾去）
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△題不詳 からすぁ があがあてばがかんざぶ郎 とんびぁ ぴいでば熊戸の鐘たゝき 鐘ぁ無ぇて つんもどて 唐竹三本見つけて じゃっくじゃっくと割ったれば 赤い 小袖 十二ひろ 白い 小袖 十二ひろ 太郎坊に着せれば 次郎坊がうら見る 次郎坊に着せれば 太郎坊がうら見る むかいのあねこに着せて 花帯させて 花笠かぶせて どごまでおくたきゃ 仙台まで送たけ 仙台の若どぁ 何着て踊ったきゃ はかまはいて 踊ったけ はかまの色は何色に染めだきゃ 菊色に染めだけ 菊えでゃかもさ 油虫ぁ喰いついで かいでもかいでも取れねやぇ どんころしょって けぱたば取れた （伝承者 八幡平長嶺･阿部ミヱ）
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△烏と鳶 からすがガアと言えば がざぶろう 鳶は熊堂のかねたたき かねが無いとちもどて から竹三本見つけて 中ざくと割たれば 赤いモメンコ 十二ヒロ 白いモメンコ 十二ヒロ 十二ヒロの中から 足の駒こ あっちへ行ってぢょ ちょ ちょ こっちへ云ってぢょ ちょ ちょ ぢょちょちょに はやされて 代官所にのりこんで 代官所の姉さまの 油つぼのこけんまけた （伝承者 八幡平荒町･畠山福蔵）
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