[鹿角のわらべ歌] |
お手玉は全て自家製で、木綿の端切れで作る。遊ぶことと合わせ、作る楽しみもあっ た。色取りどりの布を四枚八面体の袋に作り、主に小豆を三分の二ほど入れてふさぐ。 他に小鈴や小銭などを入れて鳴りを良くすると云う工夫もなされていた。 |
△一番はじめは 一番はじめは一の宮 二は日光東照宮 三は桜の吉野山 四は信濃の善光寺 五つは出雲の大社 六つは村々地蔵さん 七つは成田の不動さん 八つは山田の八幡さん 九つ高野の弘法さん 十は東京急列車 これほど心願かけたのに 浪子の病気は治らない ゴーゴーゴーゴー鳴る汽車は 浪子と武男の生き別れ 二度と会えない汽車の窓 泣いて血を吐くホトトギス |
△一番はじめは 参考 尾去沢下タ沢会相馬茂夫記「下タ沢会によせて」
一番はじめは一の宮 二は日光東照宮 三は佐倉の宗五郎 四はまた信濃の善光寺 五つは出雲の大社 六つは村々鎮守様 七つは成田の不動様 八つ山田の八幡宮 九つ高野の弘法様 十は東京招魂社 これほど心願かけたのに 浪子の病いは治らんか ゴーゴーゴーと鳴る汽車は 浪子と武男の別れ汽車 二度と会わない汽車の窓 泣いて血を吐くホトトギス |
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