[鹿角の民謡] |
△土搗き歌 春彼岸が過ぎると、農作業にさきがけて家建てや屋根の葺き替えなどが共同で行われ る。家建ての手始めは、地ならしである。高さ一米程の丸太に、井型に取手を結びつけ、 八人一組で持ち上げ、地面を搗くのである。音頭上げが歌を歌っているときは、みな手 を休め、次に下声(したごえ)を唱和しながら威勢よく搗き固める。お神酒が入ると、 歌に合わせて即興の踊りが出る。 とろりとろりと この町通れば ァヨーイヨイ 町はよい町 基盤の町 アラヨーイヨイヨイヨイ アリャランコリャラン ヨーイトナー 土づきつくどこさ 鉢巻投げた ァヨーイヨイ それを拾ったやつノォ わしゃ馴染み アラヨーイヨイヨイヨイ アリャランコリャラン ヨーイトナー (伝承者 八幡平・阿部金太郎)
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