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［鹿角の民謡］ |
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△鹿角甚句（二ツ甚句） 十、 サーァハァー 一つうたいますァ憚りながら サカヤッセー 声ここの通りサァ聞くどこねども 十一、 踊りおどらばァ三十が盛り サカヤッセー 三十こければサァ子が踊る 十二 歌って下んせァこの座の若衆 サカヤッセー 歌ってご器量こサァ下りゃせぬ 十三、 流れ小川のァ川底みれば サカヤッセー 小石小砂こサァみな黄金 十四、 お前その気でァ変らば変れ サカヤッセー わたしゃ変らぬサァ松の色 十五、 歌の先生もァおるかもしれぬ サカヤッセー 仮名の違いはサァごめんなれ 十六、 たまに吹く風ァ雨降るとても サカヤッセー よそのなびくなサァ糸柳 十七、 白い白いよァ雪より白い サカヤッセー わしが心こサァ面白い 十八、 馴染みよいものァ親より子より サカヤッセー 親父とってけだサァお方より （伝承者 中沢･増戸弘子）
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