[鹿角の民謡] |
△ 田打ちと田植えの間に、馬に馬鍬を曳かせて田掻きをする。田掻きには、荒塊掻きと 中掻きの二通りがある。この荒塊掻き節は、その有様を歌ったものであるが、馬も家族 の一員であると云う心情が歌い込まれている。中世調の七五、七五詩型式の季節歌であ る。 この馬こヤーエ この馬こ 今日もきつくて 稼いでけろ 稼いでけろヤーエ 稼いでけろ 早く家さ (伝承者 八幡平・戸舘イエ)
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△荒塊掻き歌 一、 この馬コヤーエ この馬コ 今日もきづくて 稼でけろ 稼でけろヤーエ 稼でけろ 早く家さ行ッて 豆か(喰)ひる(喰わせる) 二、 どでけらコヤーエ どでけらコ 笠の雫で 裏濡れだ 裏濡れだヤーエ 裏濡れだ 笠の雫で 裏濡れだ (伝承者 八幡平・戸舘イエ)
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