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[鹿角の民謡]

 
△岳々
 
 岳々は、山子たちの神迎え歌であり、山の神を讃える歌である。特に八幡平地区には、 十二月の初め頃、冬山入りする男たちが宿に集まり、山の神を祭るモーシがあるが、そ こでは必ず歌われた。
 
岳々だけだけのヨーヤエ 岳々のハーエ
 岳の深河内みかちのヤーハエ 立つ神はヨー
 そだれば良いやハーエ
立つ神はよいやハーエ 立つ神はハーエ
 山子繁盛とヤーハーエ 守る神はヨー
 そだれば良いやハーエ
まもる神良いやハーエ 守る神はハーエ
 手足繁盛とヤーハーエ まめでけろハヨー
 そだれば良いやハーエ
(伝承者 八幡平・駒ヶ峯正一)
 
△岳々(杣子やまご
 
一、
岳々の ヨーヤーエ
岳々の ハーエ
岳のみかちに ヤーエ
立つ神はよ ヨーヤーエ
そだれば ヨーイデァハーエ
立つ神は ヨーヤーエ
立つ神は ハーエ
山子繁昌と ヤーエ
守る神 ヤーヨー
そだればよい デァアーハエー
 
二、
岳々の ヨーヤーエ
岳々の ハーエ
岳のみかちの ヤーエ
三本つつじ ヨーヤーエ
どれが親やら ヨーイデァハーエ
子供やら ヨーヤーエ
どうせ咲くなら ハーエ
沢出戸サワデドに ヤーエ
人に見られて ヤーヨー
誉められて デァアーハエー
(伝承者 八幡平・駒ケ嶺正一)
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