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[鹿角の民謡]

 
△十五七節
 
 十五七節は、各地の山歌の原調となっている。最も知られているのが、青森県西通り の津軽山歌で、鹿角では「そでこ節」などが同系の歌として歌われている。菅江真澄 『ひなの一曲』には、「十五七節四五十種もあり」として、その幾つかが記されている。 その歌詞には、今も各地の歌の中に残され、歌い継がれているものがある。
 
十五七なぁようヤーエ 十五七なぁハーエ
今年でぁ始めてヤーハェ 山登るでぁヤーヨ
そだれば良えでぁハーエ のぼるよやえでぁヨー
山のぼるハーエ 山はでぁハーエ
元木山でぁヤーエ そだれば良いでぁハーエ
元木山ようやえでぁ 元木山ハーエ
イタヤでぁ花の木ヤーハエ 切りれだでぁヨー
切りそれだようやえでぁ 切りそれだハーエー
(伝承者 八幡平・阿部岩吉)
 
△十五七節
 
十五七ナヨーヤーエ
十五七ナハーエ
今年でァー初めてヤーハエ
今年でァー初めてヤーハエ
山登るデァヤーヨ
そだればヨーエデァハエ
のぼるよヤーエデヨー
山のぼるハーエ
山は本木山デァヤーエ
そだればヨーエデァハエ
本木山ヨヤエデヤヨ
本木山ハーエ
イタヤ花の木ヤーハエ
切りそれえだデァヨー
切り揃えだヨヤエデアヨ
切り揃ぇだハーエ
(伝承者 八幡平・阿部岩吉)
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