[詳細探訪] 参考:「日本鳥類保護連盟野鳥図鑑」ほか 〈カッコウ〉 カッコウ郭公はホトトギス科の中位の鳥で、ユーラシアとアフリカに分布する。 「かっこう、かっこう」と鳴くので、世界中でこの鳴き声による名前が付けられてい る。わが国では九州以北に夏鳥として渡り、繁殖し、赤道地帯で越冬する。 モズやオオヨシキリのほか、オナガにも托卵タクランすると云う。 平地から山地にかけてのヨシ原や草原、カラマツ林などの明るい所に棲む。木の枝に 止まって鳴くことも多いので、容易にその姿を見ることが出来る。雌雄同色で、雌はピ ピピと鋭く鳴く。 全長35pで、ハト大に見える。尾の長目の鳥で、飛んでいると小形のタカのように見 える。上面灰鼠色で、尾は黒っぽい。尾の羽軸に沿って小白斑がある。腹は白色で、黒 っぽい細い横縞が多数ある。ホトトギス、ツツドリも色彩、形は酷似するが、他の二種 に比し下面の横斑が細くて密である。
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