[詳細探訪] 参考:「日本鳥類保護連盟野鳥図鑑」ほか 〈ホトトギス〉 ホトトギス時鳥はホトトギス科の鳥で、「特許許可局」と聞こえる鳴き声でお馴染み の夏鳥である。 高原や山の明るい林に棲み、鳴きながら飛ぶ姿をよく見ることがある。「あの声でト カゲ食うかや時鳥」と云う其角の俳句がある。 ホトトギス科の鳥には、他の鳥の巣に卵を産み込み、子育てをさせる托卵タクランの習性 を持つ鳥が多い。ホトトギスも主にウグイスに托卵する。 ヒマラヤからチベット、中国にかけて分布し、わが国では夏鳥として九州以北の山地 に渡来し、繁殖する。 全長275cm、形、色はカッコウに似るが、腹の横縞は太くて荒い。雌の赤色型は上面赤 褐色で、黒褐色の横斑が全体にある。 雌は、ピピピピピピ………と、カッコウの雌よりテンポの早い声である。
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