09 大湯道 参考:鹿角市発行「鹿角市史」など 大湯道は、花輪と大湯を結ぶ道である。 貞享の頃(1684〜88)に描かれた南部領内「貞享図」(岩手県立図書館蔵)では、花 輪小深田コブカタと柴内村の間から、新斗米アラトマイ村、小枝指コエサシ村、寺坂テラザラ村の西側寄 りに進んで大湯村に達している。 この大湯道は近世後半、尾去沢御用銅の野辺地湊(青森県)迄の駄送順路として重要 な役割を担っていた。