雷同(らいどう)。Thunder.
解釈:雷鳴に万物が響くように、確信を持たず無闇に他人の説に同調するこ
と。
活用⇒付和雷同する。Following others blindly.Follow in the cry.
用例:付和雷同(ふわらいどう)する。
来年のことを言えば鬼が笑う。An ogre laughs if I say the next year.
解釈:明日の命さえ分からないのに、将来のことを予測することは誰にもで
きないというたとえ。
活用⇒誰も将来のことは予測できない。No one can predict the future.
将来のことを予測すると、私は鬼に笑われる。I am laughed at by an ogre
when I predict the future.
類義:明日の事を言えば鬼が笑う。三年先の事を言えば鬼が笑う。三日先の
ことを言えば鬼が笑う。
参考:When you talk of next year, the devil laughs.(来年のことを言
えば悪魔が笑う)
楽あれば、苦あり。If there is comfort, there is pain.
解釈:楽をした後には苦労がある。また、今苦労しておけば、何時か必ず安
楽な日がくるという意。
活用⇒楽の後には苦が来る。そして、苦労の後には、安楽がやって来る。
Pain comes after the comfort. And, after the pain, comfort comes over.
類義:楽は苦の種、苦は楽の種。
楽髪苦爪(らくがみくづめ)。The hair expands when easiness is done,
and the fingernail expands when worry is done.
解釈:楽なときは髪の伸びが早く、苦労のあるときは爪の伸びが早いという
こと。
反義:苦髪楽爪。苦鬚楽爪(くひげらくづめ)。
楽は一日、苦は一年。The pain is one year when the comfort is
a day.
解釈:楽しい事は直ぐ終わってしまうが、苦しい事は長く続く。また、一日
怠れば、長く苦労しなければならないということ。
活用⇒安楽の時間より苦労の時間が長く感じられるが、実は安楽の方がず
っと長いのです。Comfort is very longer though the time of the pain is
felt long more than the time of comfort.
楽は苦の種、苦は楽の種。
解釈:今楽だからといって油断すると、後で苦労しなければならないので、
今苦労しておけば将来の楽に繋がるという戒め、励ましの言葉。
類義:楽あれば苦あり、苦あれば楽あり。
参考:After a storm comes a calm.(嵐の後には凪(なぎ)がくる)
洛陽(らくよう)の紙価を高む。
解釈:著書の売れ行きがよいこと。中国晋(しん)の左思(さし)が「三都
賦(さんとふ)」を作ったとき、評判がよく、人々が挙って写したので、洛陽
では紙価が上がったという故事による。
落花(らっか)枝に還らず。
解釈:一旦別れた夫婦は、再び元に戻ることはないというたとえ。
類義:破鏡再び照らさず。
落花、流水の情(じょう)。
解釈:男女互いに慕う気持があること。落花は流水に従って流れたい、また、
流水は落花を載せて流れたいと思うこと。
類義:魚心あれば水心。誘う水あればいなんとぞ思う。
濫觴(らんしょう)。
解釈:物事の始まり、起源のこと。中国揚子江(ようすこう)のような大河
も、その源は小さく、觴(さかずき)を濫(うか)べるくらいのものだったと
の意。
乱臣賊子(らんしんぞくし)。
解釈:「乱臣」は国を乱す臣、逆臣。「賊子」は親を害する子の意。
乱世(らんせい)の英雄。
解釈:世の乱れに乗じて活躍する英雄。
類義:風雲児。
乱暴の取り残し。
解釈:乱暴狼藉の後にも、被害を免れた物が、少しは残っているものだとい
うこと。
類義:盗人の取り残し。
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