私の神道「恩」

報恩

「或る人問う」
 ここで云う「報恩」とは、
 「恩にむくいること。恩がえし。」……のことと理解するが。
 
 ところで、「親孝行、したい時には親は無し」と云う諺があるが……。
 
「我は想う」
 報恩も、親孝行も、気がついたら直ぐにすべきものであろうが……。
 
「或る人問う」
 いくら気がついても、時間的と云う、経済的と云うか、また心の「余裕」が ないと、なかなか実行出来ない、と云うことで、そのような諺が成り立っている では?。
 
「我は想う」
 ……。
 
「或る人問う」
 であれば、受けた恩に対する報いは、次の世代へ施せば……。
 
「我は想う」
 つまり、先祖達には報恩出来ないでいるが、その恩を子弟達にして上げようと することなんだね。
 
 大いに結構なことではないだろうか。
 
「或る人問う」
 ええっ!

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