私の神道

素直さ

「或る人問う」
 「素直(すなお)」とは、goo辞書による、
(1)性格や態度にひねくれたところがなく、あえて人に逆らったりしないさま。
(2)技芸などに癖がないさま。
(3)物の形がまっすぐであるさま。
(4)飾り気がなくありのままであるさま。
のことであるが……。
 ここでは「素直」を、「(1)性格や態度にひねくれたところがなく、 あえて人に逆らったりしないさま」と云うこととして、 いろいろと考えたいのであるが。
 
「我は想う」
 うむ。
 
「或る人問う」
 敗者弱者には、「被害者意識」と云う亡霊?がつきまとうものであるが……。
 したがって、「素直な本性」にはなかなか……。
 
「我は想う」
 素直になると云うことは、相手の優しさを、いわゆる 「素直に受け容れる」と云うことであると想うのであるが……。
 
「或る人問う」
 と云うことは、相手を受け容れる(受容とも、許容とも、寛容とも……)。
 
「我は想う」
 つまり、(大きな)入れ物(箱)と云うか、容積(キャパシティー)と云うか……。
 
「或る人問う」
 そのような寛大な心?!?
 
「我は想う」
 勝者強者は「優しさ」で相手を包み……。
 
「或る人問う」
 敗者弱者は、「素直さ」をもって相手の優しさを受け容れる……。
 
「我は想う」
 このように考えてくると、優しさの側には、当然にして積極的と云うか、 能動的な行動力が望まれることとなろう。

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