[献体ボランティア(臓器提供)] |
献体ボランティア(臓器提供) 即ち本稿において「献体ボランティア」とは、献血・アイバンク(献眼)・肝臓バンク・骨髄バンク・腎臓バンク・献体などのために、自分の身体の全部、又は一部を提供しようとするボランティア(奉仕)活動のことです。 ▲献体ボランティアの出来る人(基本的条件) 献血 − 16歳〜64歳 アイバンク(献眼) − 誰でも出来る 肝臓バンク − 16歳以上の人 骨髄バンク − 20歳〜50歳 腎臓バンク − 16歳以上の人 献体 − 誰でも出来る 内臓を提供する場合、おおよそ心臓60歳以下、肺70歳以下、肝臓70歳以下、腎臓70歳以下、膵臓60歳以下、小腸60歳以下が望ましいとされています。 ▲日本臓器移植ネットワーク 心臓や肺、肝臓、腎臓、膵臓、小腸も脳死後に移植のため提供できます。 腎臓や膵臓、眼球(角膜)は、心臓が停止した死後でも移植のために提供することができます。 [関連サイト] 日本臓器移植ネットワーク ▲臓器提供意思表示カード 移植医療は、第三者の善意による死後の臓器提供があって初めて成り立つ医療です。 今後の移植医療の発展に不可欠なのは、各人の臓器提供に関する意思を明確にするための「臓器提供意思表示カード」の普及です。 なお、臓器を提供したくない場合も、この「臓器提供意思表示カード」で意思表示することが出来ます。 「臓器提供意思表示カード(記入用紙)」は、各地方自治体の役所窓口、保健所、郵便局、運転免許試験所、コンビニエンスストアなどで、ただで気軽に貰えます。 [関連サイト] 臓器提供意思表示カード ▲臓器提供意思表示シール 運転免許証と健康保険証に貼るための「臓器提供意思表示シール」があります。 このシールに記入して貼ることで、「意臓器提供思表示カード」と同じ法的効力があります。 運転免許証用のシールは運転免許試験所、または免許証の更新手続きのできる警察署で、健康保険証用のシールは健保組合で配布しています。 ▲献体 献体は、医科大学(大学医学部)又は歯科大学(大学歯学部)において解剖などのために活用されます。 遺体の引き取りから火葬までの一切の費用は、大学側が負担します。 なお、献体には身寄りのない方でも、市町村の同意が必要ですし、また家族に一人でも反対が出れば献体は成立しません。登録前によく話し合っておきましょう。 正常解剖には、眼球や腎臓などの臓器が揃ったご遺体がより望ましいのですが、アイバンクなどへの臓器提供も同時に希望される場合は、同時登録をできる所とできない所がありますので、お申し込みをされる団体又は大学にご相談下さい。 献体登録可能な年齢は各大学によって異なりますので、登録をご希望の大学にお問い合わせ下さい。 [関連サイト] 日本篤志献体協会 [関連サイト] NHKボランティア便利帳(待っている誰かのために…) |