0201国旗の誕生と法律
参考:(社)国旗境界発行「お祝いのしおり」
本稿は、
東京都千代田区丸の内3-2-2
(社)国旗協会発行「お祝いのしおり」
その他を参考にさせていただきました。
皇居参賀のときなど、「国旗」に関するこ
とについては、前記国旗協会へお尋ね下さい。
SYSOP
〈国旗の誕生と法律〉
(前述のように)国旗としての「日の丸」は、安政元年(1854)七月十一日に徳川幕
府が外国船と見分けるために、わが国の大船に日の丸を掲げることを決めたのが始まり
です。
続いて明治三年(1870)一月二十七日に明治政府の決まりとして、わが国の総ての船
は御国旗ミクニハタを掲げることとなり、その後次第に祝い喜びのときに日の丸を掲げること
が日本全国に広がって行きました。
御国旗の布告から129年経った平成十一年(1999)八月十三日、政府は法律一二七号で
国旗国歌法を公布しました。この法律でこれまでと異なる表し方となった点は次の3点
です。
第一は国旗意匠デザインの総称が、日の丸から日章ニッショウとなったこと。
第二は中央の円形の色彩が赤から紅となったこと。
第三はこれまで国旗の制式は一般的に縦と横の比率7対10と説明して来ましたが、こ
れを縦は横の3分の2としたことです。
また日章の直径は縦巾(2)×5分3、日章と旗面の中心は重なることとなります。
なお法律施行により、129年前に布告された商船規則(明治三年一月二十七日太政官布
告第五七号)は廃止されましたが、国旗制定史上この規則は特筆される決まりであった
ことは記憶されるべきです。
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