97 歴代天皇
 
 97 後村上ゴムラカミ天皇
 
 南北朝時代の南朝の天皇。後醍醐天皇の第七皇子。母は阿野廉子。名は義良ノリヨシ・憲
良。1339年(延元4)吉野の行宮で即位後、賀名生アノウ・男山・河内観心寺などに移り、
住吉行宮に没す。
(在位1339〜1368)(1328〜1368)
 興国ロウコク 皇紀2000 AD1340
 正平ショウヘイ 皇紀2006 AD1346
 
〔神皇正統記〕 第九十六代、第五十世の天皇。諱は義良ノリヨシ、後醍醐の天皇第七ノ御
子。御母准三宮、藤原の廉子レンシ。この君はらまれさせ給はむとて、日をいだくとなむ夢
に見申させ給けるとぞ。さればあまたの御子の中にたゞなるまじき御こととぞかねてよ
り聞えさせ給し。元弘癸酉の年、あづまの陸奥・出羽のかためにしておもむかせ給。甲戌
の夏、立親王、丙子の春、都にのぼらせましまして、内裏にて御元服。加冠カクワン左のお
とゞなり。すなはち三品に叙し、陸奥の太守に任ぜさせ給。おなじき戊寅の年ノ春、又の
ぼらせ給て、芳野宮にましまししが、秋七月伊勢にこえさせ給。かさねて東征ありしか
ど、猶伊勢にかへりまし、己卯の年三月又芳野へいらせ給。秋八月中の五日ゆづりをう
けて天日嗣をつたへおまします(完)。
 
 98 長慶チョウケイ天皇
 
 南北朝時代の南朝の天皇。後村上天皇の第一皇子。名は寛成ユタナリ。皇弟の後亀山天皇
に譲位。
(在位1368〜1383)(1343〜1394)
 建徳ケントク 皇紀2030 AD1370
 文中ブンチュウ 皇紀032 AD1372
 天授テンジュ 皇紀2035 AD1375
 弘和コウワ 皇紀2041 AD1381
 
 99 後亀山ゴカメヤマ天皇
 
 南北朝時代の南朝最後の天皇。後村上天皇の第二皇子。名は煕成ヒロナリ。1392年(元中9
・明徳3)南北両朝の和議調い、帰京。
(在位1383〜1392)(〜1424)
 元中ゲンチュウ 皇紀2044 AD1384
 
 100 後小松ゴコマツ天皇
 
 南北朝末期・室町初期の天皇。後円融天皇の第一皇子。名は幹仁モトヒト。1392年(明徳3
)南北朝が合一。譲位後、院政。
(在位1382〜1412)(1377〜1433)
 明徳メイトク 皇紀2053 AD1393
 応永オウエイ 皇紀2054 AD1394
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