[神職奉務心得]
 
二十、神教綱領
 
                 参考:神社本庁発行「神職奉務心得(資料集)」
 
               明治維新政府の国民教化政策を、神道で最も積極的に
              推進したのは神宮であった。とりわけ明治五年七月神宮
              少宮司に任ぜられた浦田長民は、神宮祭主近衛忠房と共
              に全国的な教化網を組織、新時代においていよいよ普及
              されるべき天照大御神の御神徳を大いに宣揚したのであ
              る。『神教綱領』は、このやうな神宮の活動の背景にあ
              った信条を簡潔に記してゐる。
 
一、天神に敬事す
二、国土を愛念す
三、人倫の道に順ふ
四、祖先を祭祀す
五、各々其職を効イタす
六、不善をなすなかれ
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